シーフードドリア

シーフードドリア
熱々シーフードドリアを召し上がれ。

学生街の喫茶店
横を通ると洋食屋さんの匂いがしてた

ピザにグラタン、ドリア、スパゲッティ
カレーにハンバーグ。

注文してから
カレーは一番早く出てきて。
ドリアは時間がかかる

友人と恋人と
話すことは山ほどあって
いつもドリアを頼んでた

食べているときだけは
無口だったなって
猫舌のアイツを思い出す

広告

材料

  • ご飯 ・・・300g
  • 玉ねぎ ・・・1/4個(50g)
  • さやいんげん ・・・6本
  • シーフードミックス ・・・80g
  • 塩 ・・・少々
  • こしょう ・・・少々
  • ピザ用チーズ ・・・100g
  • 薄力粉 ・・・20g
  • バター  ・・・20g
  • 牛乳  ・・・300ml
  • 塩  ・・・小さじ1/3
  • こしょう  ・・・少々
  • あればナツメグ  ・・・少々
  • あればローリエ  ・・・1枚

作り方

  1. (ホワイトソース作り)カットしたバターと薄力粉を耐熱ボウルに入れてラップなしで電子レンジ500wで40秒加熱し、取り出してゴムベラで混ぜます。
  2. 牛乳を3回程度に分けて加え、あればローリエも入れて、ラップなしで電子レンジ500wで3分加熱取り出して泡だて器で混ぜます。
  3. さらに合計5~6分加熱し、その間2回程度取り出して混ぜます。とろみがつけば塩、ナツメグ、コショウを加えてできあがり。(ホワイトソースは約3人分できます)
  4. (具を炒める)いんげんは小口切りに玉ねぎはみじん切り。フライパンを火にかけオリーブオイル大さじ1をひき玉ねぎ、いんげんを炒め、玉ねぎが透き通ればシーフードミックスを加えてさっと炒めます。
  5. (ご飯と混ぜる)温かいご飯を加えて木べらでほぐしながら軽く炒め、塩、こしょうで味をつけます。
  6. (焼く)器にご飯を盛り平らにならし、ホワイトソース、チーズを順にのせお好みで刻んだパセリやあらびき黒こしょうを散らします。オーブントースターに入れ、周りがぐつぐつして焼き色がつくまで焼きます。

キッチンメモ

熱々ドリアは秋冬のごちそう。
シーフードご飯の上にホワイトソース、チーズを乗せてこんがりと焼きます。

オーブンやオーブントースターをのぞいて、ドリアがグツグツ、いい色になって。ミトンをはめてオーブントースターから出す時、ワクワクしますね。

ドリアのご飯を炒める際は、炒飯のようにしっかり炒めなくても大丈夫。
具とごはん、全体が混ざればOKです。

冷蔵庫から出したての冷ご飯を使うとほぐれにくくムラができやすくなります。
一度レンジであたためておくと上手にできます。

なめらかホワイトソース作りは電子レンジにおまかせ。
様子を見ながら何度か加熱する手間はありますが、手順は簡単です。
上の材料で、ホワイトソースが約3人分できます。

レンジホワイトソース
グラタンやドリアに使いたいホワイトソースを電子レンジで簡単に作ります。
耐熱ボウル、泡だて器、バターと薄力粉、牛乳または豆乳で。

バター、牛乳を使わないホワイトソースも紹介しています。

写真で作り方を説明

ホワイトソースの材料

レンジでホワイトソースの道具、材料です。
耐熱性のボウルがなければ、深さのある丼等で。
深さのあるものでないと、吹きこぼれるので必ず深さのあるものを用意。

牛乳は無調整豆乳を使っても。

ボウルに粉とバターを入れる

ボウルに粉とカットしたバターを入れます。
ラップはかけずに電子レンジにかけます。
以後加熱するさいは、ラップはかけません。

溶けたバターと粉を混ぜます。

牛乳を加える

牛乳または豆乳を数回に分けて加えその都度泡だて器で混ぜます。

全ての牛乳を混ぜたら、いよいよ電子レンジで加熱します。
ローリエがあれば香りづけに加えてください。

レンジにかけて取り出して泡だて器で混ぜます。
底や側面から薄力粉が固まってくるのでしっかりと混ぜます。

電子レンジにかける時間は様子を見て加減してください。

始めはチャパチャパした液体状であまりとろみはついていません。
加熱を繰り返すうちにとろみがついてきます。

レンジホワイトソース

ホワイトソースらしい、とろみがつきました。
塩、こしょう、あればナツメグも加えて味をつけます。

完全に冷めると固くなる

完全に冷めると温かいうちよりも固めのホワイトソースになります。

炒めご飯にチーズを乗せる

グラタン皿に炒めたご飯を入れて平らにします。
上にホワイトソース、チーズを乗せてオーブンかオーブントースターで焼きます。

広告

ドリアのご飯のアレンジ

今回のシーフードドリアのご飯は、さやいんげんと玉ねぎ、シーフードミックスを具に使いました。
炒めてご飯を加えて塩、こしょうで味付け。

シーフードのかわりに鶏肉を使えばチキンドリア。
ケチャップを入れて味付けしたドリアのご飯もあります。

ドリアのご飯の作り方。
具とご飯を炒めて味をつける以外に、すでに味をつけて炊いたご飯を使う方法もあります。

洋風のピラフや洋風の具を加えて炊いたご飯を使います。
これならグラタン皿に入れて後はホワイトソース、チーズを乗せて焼くだけです。

玉ねぎや鶏、シーフード、キノコ等具だくさんにして炊いた洋風炊き込みご飯。
バターやオリーブオイル、塩、こしょう、コンソメ等加えて炊きます。

具も味付けもいろいろ。
ターメリックやカレー粉で黄色いご飯。
トマトケチャップやトマトジュースで赤いご飯に。

ドリアはイタリア料理?

ドリアとは炒めたご飯やピラフの上にホワイトソース(トマトソースのことも)、チーズを乗せてオーブンで焼いたもの。
今でこそファミレス、コンビニ、冷凍食品でもおなじみのドリア。

そもそもドリアは日本生まれの洋食。
昭和初期、横浜のホテルのフランス人料理長によって作られたのが始まりとされています。
ホテルニューグランド発祥です。

当時のドリアはえびのクリーム煮が乗せられて、チーズはかかっていなかったようです。
なんでも胃腸の調子の悪いお客様の要望に応えて作られたとのことです。
現在のホテルのドリアもチーズは少な目。

肝心のドリアの名前の由来です。
こちらはイタリアの貴族「ドリア家」から命名されたようです。
ちなみにイタリアでドリアを注文しても通じません。

ドリアとライスグラタンって違う?

ドリアは【ライスグラタン】とも呼ばれます。
ライスグラタンとドリアの違いなのですが、私は同じものだと思っています。

ちまたではトマトケチャップ味のものがドリア、ライスグラタンはバターライスが多いという説もあるようです。

昔は料理の本や喫茶店で、ライスグラタンと言う名前も耳にしました。
最近はお店、冷凍食品、コンビニやスーパーの棚でもライスグラタンと言う呼び方はドリアに比べると少ないように思います。

昭和の料理本のドリアとライスグラタン

では昭和時代の家庭のドリアはどんなものだったのでしょうか?
『ご飯ものと野菜の副菜700種』と言う料理本に出てくるドリア、ライスグラタンを紹介します。
昭和52年発行の本です。

まずはライスグラタンの作り方。
バターで魚や玉ねぎ等の具を炒め小麦粉をふり入れて炒め、牛乳、スープで煮たなかにご飯を混ぜます。
チーズ、トマトを乗せてオーブンで焼きます。

ご飯とソースが混ざっているようです。

ドリアの作り方。
ソーセージ、玉ねぎをバターで炒め、ケチャップを加えご飯を加えて炒めます。
別の鍋に玉ねぎを炒め小麦粉をふり入れて炒め、牛乳で伸ばしてなめらかに。
器にご飯を盛り、周りに上のソースをかけます。

なんとホワイトソースをかけたのみでオーブンで焼く作業はなし。

他にもアメリカンライス、イタリアンライス、トルコライスやハワイアンライス等外国の名前のついたご飯ものメニューが数々あります。
一応材料作り方は載っていますが、見てもなんだか謎メニューです。

ドリアの思い出ノスタルジー

ドリアを始めて食べたのは、喫茶店で。
当時お気に入りのお店が街角、路地裏、学生街にありました。
決してきれいとは言えず、当時からして一昔前の少女漫画に出てきそうな古びたお店。

そのころ町の喫茶店と言えば、喫茶店兼洋食屋さんのお店が多かった。

お昼時はどこも若い女性客でいっぱい。
メニューも手書きのイラスト付きのかわいい文字で書かれていて、いかにも女性が好きそうなお店でした。
薄暗いのが大人っぽく感じるお店もあれば。
二階にある店舗の窓からの景色がいいお店もありました。

ドリア、グラタン、ピザにパスタが人気。
ドリアは料理が来るまでの時間がかかるのですが、待ってでも食べたい味でした。

そんな思い出の喫茶店も今はほとんどが町から消えました。
そういえば、古本屋さんも中古レコード屋さんもなくなりましたね。

当時気に入っていたお店のドリアのご飯は、炒り卵が入りで優しい味でした。
懐かしの味、いつか自分で再現してみようと思っています。

シーフードドリアと同じ材料で作れるレシピ

料理ジャンル

器具: //

季節: //

イベント: //

国・地域:

レシピキーワード:,

とうもろこしご飯

とうもろこしの粒々がきらめく、シンプルなとうもろこしご飯。
塩だけの味付けで甘いとうもろこしのおいしさが堪能できます。

ぎんなんご飯

銀杏を炊き込んだ贅沢なご飯です。
銀杏の殻、薄皮のむき方も紹介。

麦とろご飯

プチプチの麦が入ったご飯にすり鉢ですった、とろろをかけて。
ネバネバとろろがヘルシーな定番、麦とろろご飯レシピの紹介です。

切り餅で中華おこわ風

もち米なくてもお餅でモチモチおこわ風
お正月に残りがちな煮しめも入れて。