材料
- ゆでた菜の花 ・・・1/2把
- 釜揚げしらす ・・・30g
- 米 ・・・120g(0.8合)
- 玉ねぎ ・・・1/4個(50g)
- ホワイトブナピー ・・・1/4株(25g)
- オリーブオイル ・・・大さじ1
- 塩 ・・・少々
- ブイヨン(湯と鶏がらスープの素小さじ1/4) ・・・520ml
- 酒 ・・・大さじ2
- あらびき黒コショウ ・・・少々
- 粉チーズ ・・・適量
- バター ・・・小さじ2
- にんにくみじん切り(またはすりおろし) ・・・小さじ1
作り方
- (下準備)しめじは石づきを落としてほぐし、玉ねぎはみじん切りに。菜の花はゆでて2,3センチ長さに切ります。湯を520ml沸かし、鶏がらスープの素を溶かしておきます。
- (炒めて煮る)鍋にオイル、玉ねぎ、にんにくを入れて中火で炒め、塩少々をふり、玉ねぎがしんなりしたら、米を加えて軽く炒め、酒を加えてさっと炒め、ブイヨン300mlを加えます。しめじも加え3~4分中火から弱火で煮ます。 (以後時々木べらで混ぜる)
- ブイヨン100mlを加え10分程度煮、残りのブイヨンも加え、菜の花を加えて少し煮て 釜揚げしらすも加えます。(煮る時間は合計15~17分程度、水分が少なくなれば適宜ブイヨンを加えます。)
- (仕上げ)米が好みの固さになれば、仕上げに、バターを落として余熱で溶かし、盛りつけ、チーズ、あらびき黒コショウをかけます。
キッチンメモ
菜の花と釜揚げしらすを使った春らしいリゾットです。
菜の花の色どりがきれい、大人のひな祭りの1皿にもいかがですか。
今回は冷ご飯で作るリゾット風ではなく、米から作るリゾットになります。
菜の花としらすは、飾り用を少し取り分けておいて。
盛りつけの際乗せると見た目がきれいです。
お好みでレモンの皮を下したものを散らしても、さわやかです。
「ご飯ない!準備してない!」
こんな時さぁどうする。
「パンもない!」
じゃあ、米から、リゾットでも作るかとなります。
がんばれば30分で熱々リゾット出来上がり。
ただし、リゾット作る気力もない時は。
鍋にスープ沸かして何かの麺入れて食べます。
なので、結構適当に作るのですが。
毎回これと言う失敗もなしでなんとか作れてます。
思ったよりも作りやすい料理なんじゃないでしょうか。
食べ終わったら元気が出るのは、にんにく入りだからかもしれません。
マジカルキッチン季節の特集
春になったら食べたいご飯ものレシピあれこれを特集しています。
お祝い鯛めし、お寿司、釜揚げしらすを使ったご飯もの等々。
リゾットのポイント
米は洗わず炒め、ブイヨンを加え、以後何回かに分けてブイヨンを加えて煮ます。
米が煮汁(ブイヨン)に浸ってフツフツ静かに沸いている状態を保ちます。
煮汁が少なくなれば適宜ブイヨンを足してください。
米が鍋にくっつかないように、時々木べらでかき混ぜます。
混ぜすぎると粘りが出るので気を付けます。
火加減は中火から弱火。様子を見ながら加減します。
リゾットの語源はイタリア語の米を表す言葉から
リゾットとは、イタリア料理の炒めた米をブイヨンや水で煮たもの。
日本の雑炊とは違って、余分な水分は含ませないように作ります。
パスタのようにアルデンテに仕上げるとされています。
リゾットの語源。
リーゾ(Riso)と言うイタリア語で米を意味する言葉から派生しました。
米は中世の時代、アジアから、アラブ、スペインを通ってまず南イタリアに伝わりました。
次第にイタリアを北上し、北イタリアポー川一帯で栽培が定着。
そのため北イタリアにはリゾット以外の米料理も多数あります。
料理に使いやすいホワイトブナピー
ホワイトブナピーは真っ白なシメジです。
プルンとした食感で味にくせがなく食べやすいキノコ。
色も白いので料理の邪魔になりません。
ホワイトブナピーのかわりに他のキノコを使ってももちろんOKです。
春です釜揚げしらす
ホットプレートで楽しく焼けるサンドパン
春めく季節に食べたい、菜の花と釜揚げしらすのリゾット
ピリッと辛いからし菜の絶品おにぎり
ブロッコリーの茎でもう1品卵炒めを。
菜の花について
春に黄色い花を咲かせる菜の花
野菜として食べる時は、茎やつぼみの部分をいただきます。
独特のほろ苦さや香りを持つ菜の花。
冬から春にかけて旬をむかえる野菜です。
鮮やかな緑色で食卓に春を呼び込み、華やかに彩ってくれます。
栄養もカロテンやビタミンが豊富に含まれています。
菜の花の選び方について
つぼみが固くしまって密集して、花がひらいていないものが新鮮です。
時間がたつと、花が咲き固くなり味が落ちます。
色は緑が鮮やかなものを。
菜の花の栄養
ベータカロテンの含有量が多く、カルシウム、鉄分。食物繊維が豊富。
貧血の予防にも
ビタミンBやCも含まれ疲労回復や美肌効果も期待できます。
菜の花の保存のコツ
乾燥を防ぐために濡らした新聞紙などの紙に包んで、冷蔵庫で保存します。
傷むのが早いので、置いておくよりは、一度に全部ゆでてしまって、サラダ、おひたし、和え物に。
菜の花のゆで方
ゆで方、菜の花1把200g、湯3カップ、塩小さじ1。塩は湯の1~2%程度
ゆでる前に水に1時間ほどつけておくと、元気になります。
茎と葉を分けて時間差でゆでるようにします。
茎が長い菜の花は2.3等分に茎と葉の部分に切りわけます。
固い茎は少し時間がかかり、上のつぼみや葉の部分は火の通りがいいからです。
根元を湯につけ、20秒程度したら葉も入れて30秒から1分程度ゆでます。
茹で過ぎると柔らかくなります。
電子レンジで菜の花のゆで方
電子レンジで菜の花をゆでる方法です。
菜の花100g(1/2把)を洗って水けのついたまま、耐熱性のお皿に乗せます。
大きければ、長さを半分に切って乗せます。
ふんわりとラップをかけるか。
電子レンジ用のフタをして、電子レンジ500wで約3分加熱します。
(固ければ少し延長を)
ゆでた菜の花、すぐに冷水につける(さらす)?つけない?
水っぽくなるので、水につけない。(少し硬めにゆでて、素早くザルに広げて冷ます)
ゆでたらすぐに冷水につけて色止めする。
料理の本で、どちらもみかけます。
水っぽさが気になる方は水にさらさずに、ザルに広げて冷ます方法がおすすめです。
水にさらす場合も短時間にします。
マジカルキッチン流菜の花の食べ方
つぼみのある穂先部分は、長めにカットして後から飾ると仕上がりがきれいです。
もちもち&とろ~りWの幸せ
あさりと菜の花、卵がホワイトソースに包まれて
鯛のあらで贅沢雑煮
菜の花を加えて緑黄色野菜の栄養もゲット
菜の花の歴史
菜の花は弥生時代に、中国から日本に入ってきました。
当時は菜の花の種から油が摂られ、灯りの油に使われていました。
実は菜の花を野菜として食べだしたのは、明治以降、比較的歴史が浅いのです。
菜の花の黄色は春の始まり
4月の川沿いの桜と菜の花の競演。
春の花、ピンクの桜と黄色い菜の花。咲く時期は菜の花のほうが先です。
川沿いや田んぼが菜の花の黄色に染まっているのを見ると春の始まりを感じます。
菜の花の明るい黄色は春の始まりを告げる色。
他にも春を呼ぶ黄色い花は、スイセン、たんぽぽ、ミモザやれんぎょうなどあります。
これら黄色いは春浅い頃、起きたばかりの昆虫たちが集まりやすい色だそうです。
人間にとっても目立つ色ですね。
春は黄色い花から始まって次第に桃や桜のピンク色などカラフルに花を咲かせていくようです。