材料/分量/4人分
- じゃがいも ・・・大1個
- にんじん ・・・小1本
- 玉ねぎ ・・・1/2個
- ぶなしめじ ・・・1/2株
- 冷凍アサリむき身 ・・・120g
- ベーコンスライス ・・・2枚
- 水 ・・・400ml
- 牛乳 ・・・400ml
- 酒 ・・・大さじ3
- 塩 ・・・小さじ1/2~2/3
- ローリエ ・・・1枚
- こしょう ・・・少々
- ナツメグ(あれば) ・・・少々
- オリーブオイル ・・・大さじ1
- バター ・・・大さじ1
- 小麦粉 ・・・大さじ3
作り方
- たまねぎ、にんじんは7ミリ程度の角切りに。じゃがいもは、人参よりは少し大きめに。ベーコンは1センチ幅に切ります。しめじは石づきを落として食べやすい大きさに切ります。
- 鍋にオリーブオイルをなじませ、上の野菜とベーコンを炒め、軽く塩こしょう(分量外)します。
- 玉ねぎがしんなりするまで炒め、しんなりしたらバターを加えて溶かし、小麦粉を振り入れて木べらで粉っぽさがなくなるまでしっかり炒めます。
- 酒、ローリエ、水を少しずつ加えてフタをして煮ます。途中煮立てばあさりを加え、野菜が柔らかくなるまで煮ます。
- 牛乳を加えて温め、塩、こしょう、ナツメグで味をととのえます。器に注ぎ、あればパセリのみじん切りを浮かべます。
キッチンメモ
とろりとろみがついた優しいミルク味のクラムチャウダーです。寒い時熱々を飲みたくなりますね。
野菜もたくさん入るのがうれしい。
あさりのエキスや他の野菜や香辛料が入って出しが出るので、特にコンソメを入れなくても大丈夫です。
あればセロリを刻んでも。
あさりは生のむき身やあさりの水煮缶詰でも同じように手軽に作れます。
ナツメグについて
少し入れると本格的な洋風料理に変身。
ナツメグは穏やかであたたかみのある香りです。
ハンバーグを作る時に使うのが一番有名、そのために買っては見たもののハンバーグ以外の使い道がなくて持て余しているなんて事ありませんか。
私も使い道が分かるまではなかなか使い切れなくて困っていました。
ハンバーグ以外の使い道
ハンバーグに入れるぐらいなので洋風のミンチ料理、ミートローフやミートソース、コロッケに。
肉の臭みを消してくれます。
じゃがいもと相性がいいので、洋風じゃがいも料理に。
乳製品を使った料理にも使われます。
今回のようなクラムチャウダーの他、シチュー、ポタージュ、ホワイトソースづくりにナツメグが使えます。
焼き菓子づくりにも使えます。クッキーやフルーツケーキを作るときほんの少し加えると味に深みが出ます。
私もドライフルーツの洋酒漬けを作るときに少し加えています。
クラムチャウダーのとろみ
とろりとしたクラムチャウダー、のどごしがいいし、スープの温かさも増す気がします。
クラムチャウダーのとろみは、野菜やじゃがいもから出るものと、小麦粉をバターで炒めたものからも出ています。
必ずしもバターを使わないととろみが付かないわけではなく、オリーブオイルやサラダ油で粉を炒めてもとろみが付きます。
バターを使うのはバターのコクや香りがスープに溶け出るから。
この時焦がしやすいので焦がさないように炒めます。
炒め不足だと、粉っぽくイマイチな仕上がりになるので、しっかりと炒めてください。
とろみをつけるもう一つの方法・ブールマニエ
クラムチャウダーを以前紹介した時は、小麦粉を炒めず、煮立った汁のなかに、柔らかく練ったバターに小麦粉を加えて練ったものを加えてとろみを出しました。
煮立ったら加えて、溶かしてとろみをつけます。
小麦粉とバターを練ったものは、ブールマニエと呼ばれるもの。
とろみをつけるのに昔から使われています
小麦粉を炒めるのが面倒な場合や後からとろみを調節したい時に便利です。
チャウダーについて
チャウダーはミルクを入れた角切り野菜などがたっぷり入ったアメリカニューイングランド地方から生まれたスープです。
貝が入ればクラムチャウダー。豆が入ったものは、ビーンチャウダーになり、コーンが入ればコーンチャウダーです。