材料
- レモン ・・・2個(300g)
- 塩 ・・・45g(15%)
作り方
- (下準備)瓶は煮沸消毒して乾かしておきます。レモンは洗ってキッチンペーパーで水けをふき取ります。
- (刻む)両端をおとし縦半分に切りさらに縦に半分にし、種を取り除きます。1片を3~4等分の一口大に切ります。(種は出てきたらそのつど取り除く)切ったものをフードプロセッサーにかけみじん切りにします。(それほど細かくなくてよい)(または手で刻む)
- (漬ける)保存瓶の底に塩を薄くふり入れ、スプーンで刻んだレモンを入れます。塩と交互に入れていき、最後に塩をのせフタをして冷暗所に置きます。(数時間で塩が溶け汁気が出てくる、全体を均一にするため1日1回ビンをふる)
- (保存)1週間ほど室温におき(調理時間外)(夏場、梅雨時は冷蔵庫へ)その後冷蔵庫か野菜室で保存します。2,3日後から料理に使え、1年ほど保存できます。
キッチンメモ
塩とレモンの万能調味料塩レモンです。
レモンを皮ごと使うので、さわやかな香りが楽しめます。
ねかせることでまろやかな塩気とうま味も。
作る上での注意点。
実際作る前に勘違いしていたこと。
塩レモンって使える?使えない?
使い勝手の本音もお話しします。
レモン2個分、0.5リットルの保存瓶1本漬けました。
保存の目安は冷蔵庫で1年ですが。
状態によってはそれ以下だったりそれ以上持ちます。
マジカルキッチン動画でレシピ
塩レモンの使い勝手は?また作る?
結論から申し上げますと~
塩レモンって一時のブームじゃもったいない
優秀な万能調味料ですよ
しかも作るの簡単ですしね。
普段の料理が便利になるのが一番の特徴。
ちょい足ししてみようかなと気軽に思える。
柚子のかわりに使えて便利。
作る前に思ったのと違うなと思った点。
思ったよりも塩気がある
塩気があるので一度にあまり使わず、それほど減らない
思ったよりも酸味はきつくない
自家製の調味料って時々ブームになりますよね。
思い起こせば、食べるラー油や塩こうじも流行りました。
塩こうじも流行った頃に作っていたものの。
イマイチ使いこなせずに自分の中でブーム終了。
(まろやかでおいしいのですが
なんとなく面倒になって)
塩レモンの場合は、手ごろなレモンが手に入るとまた作るを繰り返しています。
国産レモンの旬の時期にそのさわやかな香りを瓶に閉じ込めておけるのも魅力。
レモンの蜂蜜漬け等も作るのですが、長期の保存はできないので
長く日持ちするものはやっぱりありがたいです。
柑橘が好き、レモンの香りが好き。
料理にレモンをパッと使いたい。
レモンが手に入りやすい。
そんな方に塩レモン作りおすすめです。
マジカルキッチン季節の特集
みじん切りで使う際ラクラク
くし切りにして漬けるレシピも多いですが
今回は事前にみじん切りにして漬けています。
メリットは2つ
- 汁気がすでに出ているので、塩が溶けるのも早い
- 刻んであるので、使いたいときにすぐ使える点も便利
塩レモンの作り方を写真で説明
塩レモンの材料はシンプル
レモンは縦に4等分に切り、1片を3~4等分の一口大にカットします。
種をとりつつ作業。
カットして出たレモン汁も瓶に加えます。
フードプロセッサーで粗目のみじん切り。
時々フタをあけて様子をみながらフードプロセッサーにかけます。
数時間たつと水分が出てきます(上がってくる)
みじん切りにしているので早いです。
全体が均一になるように1日1回ビンをふります。
漬けた翌日の塩レモン
さらに全体がしっとりして汁気が出ました。
1週間ほど室温の冷暗所におき、その後は冷蔵庫で保存。
塩レモンとは
塩とレモンで作る保存食的調味料。
さわやかなレモンの風味と塩気が特徴。
保存している間に塩の角が取れまろやかになり、うま味も加わります。
モロッコの伝統的な調味料です。
保存食として日持ちがいいのも便利です。
アレンジして、柚子やすだちでも塩○○作れます。
日本でブームになった年は?
塩レモンが日本でブームになった年は2014年。
その年の新語流行語大賞にもノミネートされました。
レモンを使った○○は何年かごとにブームが来ますね。
最近ではレモネードやレモンサワーが流行りました。
マジカルキッチン料理レシピ
使い方も紹介します。
保存瓶について
使用するビンは広口のものを用意。
フタは金属製でない方が錆びの心配がありません。
塩分と酸でサビます。
使う前に煮沸消毒しておきます。
瓶が面倒な場合はジップロック等の保存袋がおすすめ。
マジカルキッチンお菓子、料理のTipsコツ、アイディア編。
今回は保存食や常備菜、ジャムや果実酒、シロップ等を保存する際の注意点。
煮沸消毒、アルコールでの殺菌についてです。
様々な保存容器に材質も形もいろいろ。選び方、実際に使って分かった点など取り上げます。
塩レモンの材料について
塩はレモンの重量の10~20%
うまみのある粗塩を使ってます。
レモンは皮も使うので国産の無農薬のものを使いました。
塩の割合が高いほど塩の防腐効果で保存性は高まります。
夏場や梅雨時は15~20%くらいがおすすめ
塩が少なくても水が上がらない場合があります。
塩レモンの時間による変化
上の塩レモンの画像は漬けてから半年後のものです。
味は時間がたつにつれ、塩の角がとれてまろやかな塩気になります
熟成してうまみもでてきます
色はレモンの皮の黄色が薄くなります
全体的に色味が濃くなったり、鮮やかさは色あせたようになります。
白っぽくなったり茶色っぽくなったりすることも
ねっとりと皮が柔らかくなります
スプーンでつぶすとペースト状になるほどです
香りも変化します(レモンの香りはします)
もし、嫌な臭いやカビ(黒カビ、青かび等)が生えた場合は食べるのをやめます。
漬けて数時間後の塩レモンです。
まだまだ皮が固い。
12日後の塩レモン。
全体になじんでとろっとしてきました。
(みじん切りなので漬かるのが早め)
塩レモンの失敗
失敗その1、大量に作ってしまった
初めて作った時、レモン10個で張り切って作りました。
結果使い切るのに時間がものすごくかかりました。
幸い塩の割合を高めにしていたので、腐ることはありませんでしたが。
おまけに、塩がきついので、一度にあまり使えません。
それもあり、使っても使ってもなかなか減らずでした。
初めて作る際は、レモン2個程度で試してみるのがおすすめです。
失敗その2、果実が新鮮でなく、水分が出なかった
台所の片隅に転がっていたレモンたち。
いつ買ってきたのか忘れてしまった。
そんなレモンで作った塩レモンでした。
結果、レモンから水分が出ない!
古くなるうちにレモンから水分が蒸発したようです。
結局新しくレモンを購入してレモン汁を足しました。
国産レモンについて
国産レモンの旬、ご存じですか。
露地もののレモンはミカン類と同じ冬が旬です。
レモンのフレッシュなイメージで勝手に、3月がレモンに似合う季節とか。
いやいや、5月の初夏がレモンにはぴったりくるなぁとか。
想像してたのですが、寒い時期なんですよね。
レモンの木に花が咲くのは、初夏の頃です。
ピンクのつぼみに白い花。
黄色いレモンの前に青いレモンが出回ります。
青と言っても緑色。
この青いレモンは青レモンと言う品種ではなく、黄色くなる前のレモンの色です。
塩レモンのメリット
レモンや柚子、シークヮーサー等柑橘類を使って作る塩〇〇。
作っておくと爽やかな万能調味料として使えます。
柑橘を丸ごと皮も活用して作る保存食というと甘いものが多いのですが、
塩レモン系は甘くないのがいいなと思っています。
作るのも簡単なのがいいですね。
塩レモンの使い道
作った塩レモンの使い方に迷ったら。
柚子を思い出してみてください。
柚子の千切り、柚子味噌や柚子こしょうなどの料理。
同じように使えますよ。
ポトフと塩レモンです。
ベーシックな鶏団子だから、秋冬には大活躍。作りおきにも。
鶏団子の種に柚子の皮を入れるかわりに、塩レモンを入れてます。
さわやかで簡単。
鶏ミンチ280gで小さじ2です。