材料
- 薄力粉 ・・・100g
- コーンミール ・・・100g
- きび砂糖 ・・・25g
- 塩 ・・・小さじ1/3
- ベーキングパウダー ・・・小さじ1/2
- 重曹 ・・・小さじ1/4
- 卵 ・・・1個
- 米油(サラダ油でも) ・・・30g
- プレーンヨーグルト ・・・大さじ2(約40g)
- 牛乳 ・・・100ml
作り方
- (液体類を混ぜる)ボウルに卵を割りほぐし、砂糖、塩、オイルを順に加えそのつど泡だて器で混ぜます。ヨーグルト、牛乳、コーンミールも加えて混ぜ合わせます。
- (粉類を混ぜる)薄力粉、ベーキングパウダー、重曹を混ぜたものをふるい入れゴムベラや大きなスプーンで混ぜます。
- (型に生地を入れる)オーブントースターOKの耐熱性の型(紙をしいておく)に生地を流し入れ平らにならしトースターの天板の上に乗せます。
- (焼く)オーブントースター1000wで約15分焼きます。(焦げそうになったらアルミホイルを被せ、焼き上がりは、竹串を刺して焼き上がりをチェック。)
キッチンメモ
甘さは控えめ、お食事系のクイックブレッドです。
コーンミールの香りと甘みがふんわり。
作るのは本当に簡単で、ワンボウル、オイル使用でバター練り混ぜなし。
もちろん発酵なし。
オーブントースターで焼けば、余熱いらずです。
一番面倒なのは、コーンミールを買っておくことかな。
家の近所にないので、カルディ等の輸入食品のショップやネットショップで買ってます。
甘くてリッチなカステラやケーキ風な味を想像すると、物足りなさを感じるかもしれませんが、素朴なおいしさです。
味、食感は食事用の塩系マフィンを想像すると分かりやすいですよ。
見た目しっかり固そうに見えますが、「もろっとほろっと」した食感です。
なので、スープや飲み物を添えて。
切り分けてバターやチーズ、ジャム、蜂蜜など何かを塗って食べるのもおすすめです。
でも、たいていなにもつけずにモグモグしているうちに空っぽになってしまいます。
1日置くとパサつき気味になるのでその日のうちに食べるのが一番の食べ頃です。
コーンミール好きな方には使ったパンケーキもおすすめです。
コーンミール入りのパンケーキ、甘じょっぱい味が合います。
このコーンブレッド、作るのも簡単。
ワンボウルで作れて、オーブントースターで焼くので短時間で作れるのも魅力。
オーブンで焼く場合は、180℃に温めておいたオーブンで約20分。
分量を増やしてオーブンで焼く場合はスクエア型を使ってもいいですね。
材料のアレンジについて
牛乳は豆乳を使ってもOK
ヨーグルトを使うかわりに牛乳を増やしても作れます。
ヨーグルトを加えると、生地の風味、軽やかさや香りが若干アップする効果があります。
重曹を使わない場合は、ベーキングパウダー小さじ1にします。
クセが無いのでこちらもおすすめ。
コーンブレッドのレシピ動画
レシピ動画あります。youtubeにて
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コーンブレッドの作り方を写真で説明
事前に型に紙を敷き、ザルに小麦粉、ベーキングパウダー、重曹を計量しておきます。
ボウル一つに次々材料を加えていきます。
液体類を混ぜ、コーンミールを加えて混ぜます。
コーンミールにはグルテンがないので、グルグル混ぜても大丈夫です。
小麦粉類を加えてからは、ゴムベラ等でさっくりと混ぜます。
練るとグルテンが出てふっくらしなくなります。
型に生地を流します。
型には前もって紙を敷いておきます。
公園散歩のお供に
コーンブレッドを作って外に持っていくこともあります。
天気の良い休日、気候がいいなら公園へ。
朝ごはんを食べてから作ってもランチの時間に間に合うし。
昼ご飯を作ってからでも午後の散歩には十分行けます。
秋冬は、温かい飲み物。暑い時期には炭酸の飲み物をおともに。
型について、オーブントースターでの注意点
型は今回長方形のグラタン皿です。
13.5センチ×23センチの長方形のグラタン皿1台
バットを使っても焼けます。
耐熱ガラス製のグラタン皿、これがオーブントースターにちょうどいいサイズ。
マジカルキッチンのおからケーキでもよく使っています。
もちろんグラタンなど料理にも活用。
もし型が全然ない場合でも大丈夫。
アルミホイルを天板に大きめに広げて内側に薄く油を塗ります。
四方を適当に立ち上げると、型になってませんか。
ここに生地を流せばうまく焼けます。
ある程度深さのあるタルト型も使えます。
紙が敷けない場合は、型に油を薄く塗っておきます。
マジカルキッチンtipsコーナー、オーブントースターで使う型についてのまとめです。
おすすめの型、アルミホイル型、注意点。オーブントースターのケーキレシピをパウンドケーキ型に応用など。
オーブントースターで焼く場合
型に敷いた紙が庫内に触れるのは×
長くはみ出さないように、カットしてます。
マジカルキッチン料理お菓子のTips
オーブントースターのメリットデメリット。
オーブントースターでうっかりな危ない事例を体験談を交えて紹介。
ムラなく焼くコツ、失敗しやすい点を解説します。
重曹とベーキングパウダーって?
コーンブレッドはブレッドと言っても、発酵はなし。
パンのようにイーストは使わずに膨らし粉で膨らませます。
重曹とベーキングパウダーはどちらもお菓子の生地を膨らませる膨張剤です。
現代では一般的に焼き菓子を膨らませるのに使われるのは
ベーキングパウダーが使わることが多いです。
重曹が入るのってちょっと珍しいですよね。
重曹と言えば、山菜のアク抜きに使ったり。
家の掃除に使うイメージもあるかもしれません。
昔ながらのお菓子やクイックブレッドには、重曹が使われることがあります。
それはふくらし粉の歴史に関係します。
日本の和菓子にも多く使われています。
たとえば、どら焼き、饅頭、蒸しパンなど。
ベーキングパウダーが日本に伝わったのは明治時代になります。
ベーキングパウダーは重曹に改良を加えたものです。
水分と反応して炭酸ガスを発生させ、さらに加熱により再び反応してガスを発生させます 。
重曹の気になる独特の匂いや生地の色づき、苦味等が改良されています。
ベーキングパウダーは、焼き色に影響を与えません。
また、生地の風味を損なわないので、現在多く使われています。
ベーキングパウダーが出てくる前は重曹が使われていました。
重曹は、日本なら和風の蒸しパン、蒸しケーキ、お饅頭等に使われてきました。
どら焼きにも使われます。
焼き菓子やクイックブレッドに重曹を加えると食感が若干ざっくりとします。
色もより黄色味が増し焼き色がつきやすくなります。
香りも重曹独特の香りがつき、膨らみも高くなります。
素朴な味と香り、色づきが特徴。
重曹はアルカリ性の物質であり、多く入れすぎると苦みをかんじることがあります。
そのため、昔から、クイックブレッドには、酸性の材料と組み合わされてきました。
たとえばバターミルクやレモン汁、ヨーグルトなど。
昔ながらのクイックブレッドの作り方では、重曹を使ったり、ベーキングパウダーと合わせて使用するレシピも多いです。
カントリー風の焼き菓子(クッキーやケーキ)でもみかけます。
重曹は炭酸(タンサン)とパッケージに書かれていることもあります。
掃除にも使われるので、食品用と書かれているものを選びます。
コーンミールとは
とうもころしの粒をひいて粉にしたものです。
手触りは小麦粉よりもサラサラと乾いた感触。
粒々があり、ざらっとしています。
色は黄色がかっています。
トウモロコシと言っても普段私たちが食べている品種とは違うものです。
ポップコーンにするトウモロコシとも違います。
水分が少なく固い品種が使われます。
コーンミール売り場に行くと数種類あって迷うかもしれません。
たとえばコーングリッツ、コーンミール、コーンフラワー
コーングリッツはコーンミールより粗目の粉。
コーンフラワーはコーンミールよりも細かい粉になっています。
でもメーカーによって若干違いがあって、コーングリッツでもコーンミールと変わらないくらいのキメのものがあります。
ちなみにコーンスターチはトウモロコシが原料のでんぷんです。
片栗粉のような白い粉のあれ。
お菓子作りではカスタードクリームを作る時によく使われます。
コーンブレッドとは
アメリカ南部で伝統的に作られてきた「コーンブレッド」
とうもろこしの粉、コーンミールを使って焼いたふんわりしたパン(風な)もの。
地方や家庭によって材料、配合、作り方はそれぞれ。
そのため味も見た目も違います。
配合、作り方は例えばこんなかんじ。
粉にはとうもろこしの粉と小麦粉を使い、ふくらし粉、砂糖、塩
卵、牛乳、油を混ぜあわせたもの。
とうもろこしの粉のみを使う場合もあります。
(このタイプは、かなりモロモロしていると思います)
ちなみにとうもろこしの粉の方が、小麦粉よりも安かったのです。
スキレットに生地を流し入れて焼くものや
ケーキ型に入れてオーブンで焼くタイプもあります。
つまり、ブレッドと言っても、発酵なし。
生地をこねたり、丸めたり丸めたりする手間も必要ありません。
ゆるい生地を流し入れて焼きます。
そのため、簡単に作れる家庭の味として長い間親しまれてきました。
児童書「大草原の小さな家シリーズ」(TVドラマ化もされた)にもとうもろこしの粉のパンが出てきます。
この本にはアメリカの西部開拓時代の料理が数多く登場。
子供の頃読んだ時は、とうもろこしの粉を見たことがなくて、とうもろこしのパンは想像もできませんでした。
感謝祭とコーンブレッド
11月の第4木曜日、米国では感謝祭と言う祝日があります。
感謝祭には、家族や友人と一緒に伝統的な食事を楽しむ事が習慣になっています。
感謝祭の食卓に欠かせない料理の一つが、コーンブレッドです。
感謝祭とは、アメリカやカナダなどの国で行われる、収穫に感謝する祝日です。
感謝祭の一般的な起源
1621年にイギリスから移住したピルグリムが、インディアンの助けを得て初めての収穫を祝ったことにさかのぼります。
では、なぜインディアンと感謝祭、コーンブレッドが関係しているのでしょうか?
それは、アメリカの歴史に由来します。
アメリカに最初に入植したピルグリムたちは、その土地での農業に不慣れで食料が不足していました。
そこで、インディアンたちがとうもろこしやその他の作物を教えてくれたのです。
インディアンたちは、とうもろこしをコーンミールにしてパンやケーキを作りました。
他にもスープやシチューに入れたりしていました。
ピルグリムたちは、インディアンのおかげで食糧不足を乗り切ることができました。
その感謝の気持ちを表すために、インディアンたちを招いて大きなごちそうを振る舞ったのが、最初の感謝祭だったと言われています。
他にもその時に食べたとされる七面鳥やかぼちゃ、クランベリーソースなどが、今でも感謝祭の代表的な食べ物として親しまれています。
コーンブレッドの本
コーンブレッドのみがひたすら紹介されている本を読んだことがあります。
とにかくいろいろなコーンブレッドの作り方が載っていました。
数種類あるとは予想していたけれど、それ以上にバラエティにとんでます。
同じコーンブレッドと言ってもホントいろいろあるんですね。
どれも家庭の味だそうです。
コーンブレッドの材料について
コーンブレッドを作る道具について
基本のコーンブレッド
コーンブレッド応用編
お菓子風コーンブレッド
イースト発酵コーンブレッド
残ったコーンブレッドの使い方
あまりに色々ありすぎて、どれを作るか決めかね、結局一つも作らないまま。
本を手放してしまいました。
あと、料理写真が載ってないのが残念です。
でも著者の語り口が面白いので、エッセイ読むのが好きな人にもおすすめの本です。
2005年発売の本でAmazonでは中古のみの販売になっていました。
コーンブレッドだけでなくビスケットも紹介されています。
コーンミールの使い道
買ったはいいものの、余って困るなんてこともありがちなコーンミール。
コーンブレッドの他にはこんなものを作っています。
- イングリッシュマフィンの表面にまぶす
- タコスの皮
- ポレンタ
ポレンタはイタリアの郷土料理で、鍋で湯と練って作るおかゆのような料理です。
手で形を作って、ホットプレートを使って焼きます。
基本的に小麦粉と一緒に使えばOK。
たとえばスコーン、パンケーキ、パンなど。
ヨーグルトを加えてコクを出します。
コーンミールを売っている場所
小さなスーパーには置いていないかもしれません。
大きなスーパーの雑穀売場や製菓コーナーでも微妙かもです。
製菓の卸、輸入食品(カルディ等)のお店でみかけます。
私はネットショップで買っています。
楽天市場にもあります。
こちらは豆類が種類豊富で価格も近所のお店よりも割安なので、豆と一緒に購入しています。