材料
- 木の芽(山椒の葉) ・・・50g
- 白味噌 ・・・250g
- 酒 ・・・120~150ml
作り方
- 小鍋に酒を入れて中火にかけ沸騰してから50秒程度沸かして火を切り煮切ってアルコールを飛ばします。
- 木の芽は洗って、水けを切り、軸から葉をとります。
- フードプロセッサーに木の芽、白味噌、煮切った酒の半量を加えスイッチオン。(すり鉢を使う場合は、はじめに木の芽をすり、味噌、酒半量を入れる)途中、残りの酒を様子を見ながら好みの濃度になるように加え、なめらかになるまですります。清潔なビンに入れて冷蔵庫で保存。
キッチンメモ
庭の山椒の木、春になると、きれいな葉っぱが出てきます。
初夏を迎えてからもどんどん葉が茂って緑が濃くなります。
![庭の木の芽](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2021/06/kinomemiso-t01-800x600.jpg)
春の炊き込みご飯や魚の角煮に何枚か乗せると香りもいいし、色どりも。
![かつお角煮](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2005/11/katsuokakuni-800x600.jpg)
乗せる時は、手のひらに木の芽をのせて。
もう片方の手を勢いよく重ね、バチンっと木の芽をたたきます。
こうすると香りがより出るんですよね。
でも、木の芽を大量に使いたいときは。
贅沢して木の芽味噌を作ります。
結構必要になるので、大量消費に貢献。
さわやかな香りが堪能できます。
白味噌を使うので甘み、まろやかさが出ます。
お酒も煮切ってアルコールを飛ばすことでまろやかに。
もし、煮切り酒が余ったら?
うまみがあるので、出汁のかわりに使えます。
酢の物なんかにも。
濃度やとろみ、甘みは自分好みに思いのままに。
お酒は一度に全て加えずまず半量を。
残りは様子(トロミ具合)を見ながら。
甘めにしたい場合は砂糖をプラス。
木の芽の香りを強くしたい場合は、木の芽の量を増やして。
1,2回分作るならすり鉢で。
時間と手間がかかりますがなめらかにできます。
木の芽 10g、白味噌 50g 酒 約大さじ2弱
お酒を少量煮切りたいときは、電子レンジが便利。
大さじ2の酒を耐熱容器に入れて(深さのある)
レンジ500wで約1分。
一度グツグツとさせることが大事です。
木の芽味噌を、多めに作る時は、フードプロセッサーがおすすめ。
すり鉢とすりこ木で手動でやるより、だんぜん楽で速いです。
フードプロセッサーで作る場合。
少量(30gでもダメかなぁ)だと空回りしてしまいます。
木の芽が細かいペーストになりません。
(フードプロセッサーの機種や大きさにもよるのかもしれません)
試したことはないのですが。
ミキサーやハンディーブレンダーでも。
ミキサー系は、回すのに水分が必要になります。
水分が少なくて回らないようなら、酒の量を増やします。
まろやかで甘く、きれいな色の秘密は、白味噌を使うこと。
もし他の味噌を使うと、また別物に。
白味噌以外の味噌、白っぽくて甘い味噌なら似た感じに作れるかも。
それ以外の味噌なら(調味料はそれなりに加減して)、加熱して使う「田楽等」にすると合うかもしれません。
食べ方は色々。
和洋折衷に、オリーブオイルを足したり。
チーズやマヨネーズとも相性がいいんですよ。
マジカルキッチン季節の特集
![](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2019/04/earlysummerpreservation-160x90.jpg)
初夏から夏のおいしい保存食、作り置きレシピを紹介します。
マジカルキッチン動画でレシピ
すり鉢、フードプロセッサー両方やってます。
木の芽味噌の作り方を写真で説明
![木の芽](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2021/06/kinomemiso-t03-800x600.jpg)
木の芽です。とにかくとげが鋭い。
![軸から葉を取る](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2021/06/kinomemiso-t04-800x600.jpg)
軸から葉をとった木の芽、白味噌、酒半量を加えて。
フタをしてフードプロセッサーにかけます。
均一になめらかなペーストを目指して。
時々フタ、周りについたものを取って入れたり
全体を混ぜたりしつつ、なめらかになるまで回します。
![木の芽味噌](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2021/06/kinomemiso-800x600.jpg)
まるでホウレンソウのペースト?
なめらかになれば、できあがり。
保存・冷凍保存も
作ってすぐに食べられます。
清潔な保存容器で冷蔵庫に保存。
取り出す際は、清潔で乾いたスプーンを使います。
![冷凍木の芽味噌](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2021/06/kinomemiso-t05-800x600.jpg)
冷凍保存も可能。
半年ほど日持ちします。
冷凍用の密封できる保存袋に入れて、平たくして。
空気を抜いて保存します。
凍らせる際に金属製のバットの上に置いて凍らせると。
早く凍って、平らにきれいに凍ります。
味噌が入っているので、凍らせてもカチカチにはなりません。
木の芽味噌の使い道
ソースやディップとして洋風にも。
- たけのこの木の芽和え
- イカのあえ物
- 冷奴
- 白身魚に塗って焼く
- 田楽
- ゆでた・炒めたお肉とあえる
- 春野菜(スナップエンドウや新じゃがいも)につけて
- 意外?トースト、油揚げピザ
一番季節感を感じる定番は。
たけのこの木の芽和え。
旬同士の昔からの組み合わせです。
一番簡単なのは冷奴。
豆腐が淡白なので、ストレートに風味が伝わってきます。
香りが濃すぎると感じる場合は。
オイルや酢を足して、ドレッシング風にするのがおすすめ。
調味料を加えた分風味が薄まります。
また加熱することでも香りが少し飛びます。
パンや油揚げに塗り、チーズやマヨネーズをかけ、ピザ、トースト風に。
新感覚な和風トースト・ピザになります。
![油揚げピザ](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2021/06/kinomemiso-t07-800x600.jpg)
![こんがり油揚げピザ](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2021/06/kinomemiso-t08-800x600.jpg)
山椒の芽って勝手に生える?
山椒の木、植えたわけではなく、時々勝手に庭に生えてきてます。
以前、苗を購入して植えたものもあるにはあったのですが。
それは、いつの間にか突然枯れてしまいました。
(多分水不足)
![小さい山椒の芽](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2021/06/kinomemiso-t02-800x600.jpg)
勝手に庭に生える山椒の芽も、夏場に枯れることもあるので、乾燥に弱いようです。
ちなみに、去年はユーカリの苗も水やり不足で枯らしてしまいました。
勝手に生えるのは、鳥がフンをして種を運んでくるからだと推理。