さつまいもの天ぷら

さつまいもの天ぷら
少し厚めにカットすることが甘いさつまいも天のコツ。

さつまいもの天ぷらを揚げている時。
お母さんの側につきっきりだった子はいませんか。
揚げたてをつまみ食い
あっちあっち。

天ぷらは新聞紙の上に並べられ
油を切ってお皿の上に。
昭和の台所の懐かしい光景です。

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材料

  • さつまいも ・・・800g(約3本)
  • 薄力粉 ・・・125g
  • 片栗粉 ・・・大さじ2
  • 塩 ・・・ひとつまみ
  • 卵 ・・・1個
  • 冷水 ・・・卵と合わせて200mlに

作り方

  1. さつまいもは、きれいに洗って、皮付きのまま約1.3ミリ厚さに切ります。水気はふきとります。
  2. 計量カップに卵を溶きほぐし、卵と冷水をあわせて1カップになるよう混ぜます。
  3. 塩、粉類を入れたボウルに2を加えて箸でさっくりと混ぜて衣を作ります。
    (ダマが残っても構わないので、混ぜすぎないようにします。)
  4. ボウルにさつまいもを入れて衣をからめます。
  5. 揚げ油を170℃に熱し、時々裏表返しながらじっくりと揚げます。
    竹串を刺し通れば最後は少し温度を上げて油を切り皿に盛ります。

キッチンメモ

ほくほくがうれしいさつまいもの天ぷら。
ついつい食べ過ぎてしまいそう。
おやつがわりにたくさんどうぞ。

衣の濃度はいつもの天ぷらよりも濃い目です。
しっかりと衣がつくようにしてます。

衣が余れば他の物も揚げてください。
旬の野菜を揚げるのもいいですよね。
玉ねぎのかき揚げもおすすめです。
桜えびと玉ねぎ1個、青のりで作っています。

作り方を写真で説明

さつまいもに衣をからめる

さつまいもに衣をからめます。

さつまいもを揚げる

油で揚げます。

スティックさつまいもの天ぷら

さつまいもの輪切りの厚さは、厚みがあるほど揚げ時間がかかりますが
じっくり揚げるほど甘さが引き出されます。
甘いさつまいもの天ぷらが好きな方は大きめ厚めに。

スティック状のさつまいもの天ぷらも食べやすくていいですよ。
スナック感覚でついつい食べ過ぎてしまいそうです。
かりんとう程度の大きさにさつまいもをカットして、同じように揚げます。

カラッとさくっとした天ぷらは、なによりのごちそうです。
海鮮他、野菜を揚げたり、かき揚げを作ったり。
ちくわの磯辺揚げだってコツを覚えたら、ごちそう天ぷらに。

天ぷらの衣作りの3つのコツ

主なポイント3つ
混ぜすぎない、冷水、直前

天ぷらの衣は、粘りであるグルテンを出さないようにするのがコツ。
そのためには、冷水を使う事が大事になります。温度が上がると粘りが出ます。

暑い時期には事前に水を冷蔵庫で冷やしておきます。

混ぜるときには泡だて器でなく、菜箸を使います。
そして混ぜすぎないこと。ダマが残っていて大丈夫です。混ぜすぎると粘りがでるので、混ぜる回数はなるべく減らします。

衣の濃度は、魚の天ぷらはトロっと濃い目。

衣づくりは直前に行う事。
時間が経つことで粘りがでる、置いておくことで温度が上がって粘りがでるのを防ぐために直前に作ります。

入れなくてもさっくりできるけど。
裏技を使うと楽にさっくりします。

それが少量のマヨネーズ。
薄力粉50g(大さじ約5強)で水が大さじ5~6、マヨネーズが大さじ1の割合です。

天ぷらの衣

天ぷらの衣を作ります。

天ぷらの油の量、温度

魚介類を揚げる時は、180℃で揚げ終わりは少し火を強めます。
野菜の天ぷらは160~170℃、かき揚げは170℃程度で揚げます。
大きさや厚みにもよるので泡や音、揚げているものの色づき加減をみつつ火加減を調節します。

フライパンで少なめの油で揚げ物をする場合、油の温度が不安定になりやすいです。
こまめに火加減を調節します。

油の量は多めの方が揚げやすいです。
とは言え、油がたくさん余ると処理が・・・
そんなわけで、5ミリ~1センチ程度で揚げてます。
1センチあると結構楽です。

油が少なすぎると思ったときは、途中で足してください。

水気はしっかりとる

天ぷら以外の揚げ物でも同じですが、材料に水気がついていると揚げた時に油がハネます。
キッチンペーパーなどで水気はふいておきます。
使用する鍋、フライパンも水のついていないものを。

一度に多く揚げすぎない

一度にたくさん材料を入れると油の温度が下がるので、鍋の面積の半分程度を目安に揚げていきます。

揚げはじめ、揚げ終わり

揚げはじめ、何かと箸でいじりたくなりますが。
衣が固まっていないうちにいじると、形が崩れやすいので。
はじめはいじらずにそっとそのまま。

揚げ終わりは鍋から箸で材料をつまんで、数回振って油を切り、油切り用の網や紙にのせます。

揚げ油にこめ油、オリーブオイル

マジカルキッチンでの天ぷら、フライ等の揚げ物はこめ油をよく使っています。
油が酸化しにくくからっと軽く揚がりやすいのが特徴です。

オリーブオイルもカラッと揚がりやすく、サラダ油よりも少なめの油で揚げることができます。

フライパンで揚げ物

いつも使っているフライパンで揚げ物したい。
油を少な目にして揚げ物したい。
そんな時ってありますよね。

フライパンで揚げ物をする場合の注意点。

温度が上がりやすいので、焦げやすくなるのがフライパン揚げ物の欠点。
→[中は生なのに外だけ焦げている!]なんてことも。
火加減が弱すぎてもカラッとせずにしんなり。

一番の対策は、こまめに火加減を調節する。
これにつきます。

火加減は基本的に初めは少し強め、途中で少し弱めに。
最後カラリとしていなければ、火を強めてカラッとさせます。

さつまいもの天ぷらとレトロな話

さつまいも天ぷらっておかずのようでおやつのようで。
大学芋ほどはおやつじゃない。
けど、おやつにもなるのが、さつまいもの天ぷら。
甘いし、ホクホクおまけにみんなの好きな揚げ物で。
昭和の時代の子供も大人も大好きでした。

さつまいもの天ぷらを揚げる時は
子どもたちが寄ってきて大騒ぎ
そんな光景が目に浮かびます。

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