材料
- 下処理したいたどり ・・・300g
- 砂糖 ・・・小さじ2
- 酒 ・・・大さじ1
- しょうゆ ・・・大さじ2
- ごま油 ・・・少々
- かつお削り節 ・・・ひとつかみ
作り方
- (下ごしらえ)イタドリを鍋に入る長さに切り分け、皮をむきます。(太い下の部分と細い上の部分とで分けておく)
- 鍋に沸かした湯にさっとつけてボウルにはった冷水にとります。(太い部分は15~20秒、細い部分は10秒程度、さっとつける)食べやすい大きさに切りボウルの水につけます。水を何度かかえながら一晩から1日水につけ(調理時間外)アクと酸味を抜き下ごしらえ完了。水けを切って使います。
- (炒める)フライパンにサラダ油小さじ2を温め、下ごしらえしたイタドリを加え全体に油がまわるまでざっと炒め、砂糖、酒、しょうゆを加えて炒めます。
- 汁気が少なくなれば火を止め、かつお節をかけ、ごま油を少々香りづけにたらして混ぜます。
キッチンメモ
春になると出てくるイタドリの芽。
いたどり、食べますか?
![イタドリ](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2022/04/itadoriaburaitame-t01-800x600.webp)
雑草みたいにみえるけど、山菜なんですよ。
土手や空き地、道端、割とどこでも見かけます。
日本全国に広く自生。
繁殖力の強い植物で雑草と言えばそうかもしれません。
同じ地方の田舎の人間でも食べる家庭もあればそうでないところもある。
マイナーな山菜ですが、意外とおいしいですよ。
おつまみ系が好きな人なら気に入るはず。
皮をむいてさっと湯につけ、刻んで水に一晩つければ下ごしらえはOKです。
ゆでるというよりは湯につける程度の短時間。
これが最大のコツです。
長期保存は塩漬け。
食べる際は塩抜きして使います。
今回は定番の油炒めのといたどりの下ごしらえの注意点、その他の食べ方をまとめました。
![中が空洞](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2022/04/itadoriaburaitame-t02-800x600.webp)
見た目は緑色に紫の葉、斑点が特徴です。
結構長さがあります。
竹のような節もあり、中は空洞です。
調理後の見た目は「めんま」に近い。
もう少し緑がかった色味です。
小学生の頃、いたどりをかじると疲れが取れると聞いて。
帰り道、ポキンと折っておそるおそるかじった記憶があります。
友達と試してみたっけ。
酸っぱく美味しいものでは無かった覚えが。
今の子はいたどり、知らないかな。
昔の田舎の小学生あるあるです。
そう、イタドリは生で食べることもできます。
でも、酸味もあって食べにくいし。
アク(シュウ酸)が含まれるので、下ごしらえしたほうが食べやすいです。
40~50センチくらいで茎が太めのものが調理しやすい。
若いものを食べます。
葉が茂って成長すると固くなります。
下ごしらえ済みのイタドリは、酸味も抜け癖もないので食べやすい山菜です。
和風のしょうゆ味はもちろん、ニンニクを加えて中華やエスニックでも味付けOK
ごま油、しょうゆ、かつお節と相性がいいのでおつまみ系が好きな人にもおすすめです。
もやしで作るベーコンとナンプラー炒めのイタドリ版も試してみたもののひとつ。
もちろんニンニクと、あらびき黒コショウを入れて。
基本山菜はおいしくてもそればかり食べすぎないことも大事。
どの食品も食べすぎれば何でも毒になりますしね。
ほどほどが一番です。
マジカルキッチン動画でレシピ
いたどりの油炒めの作り方を写真で説明
![皮をむいたイタドリ](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2022/04/itadoriaburaitame-t06-800x600.webp)
イタドリは皮をむきます。
結構ぴろ~っと気持ちよくむけます。
![湯につける](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2022/04/itadoriaburaitame-t03-800x600.webp)
鍋に湯を沸かしカットして皮をむいたいたどりを湯に入れます。
いたどりは前もって下の部分(太い)、上の部分(細い)に
分けておくと火の通りの加減がしやすくなります。
太い物、細い物で2回に分けて作業。
細い上の部分は10秒くらいでOK
すぐにボウルにはった冷水にとります。
食べやすい大きさに刻みます。
![イタドリを水につける](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2022/04/itadoriaburaitame-t05-800x600.webp)
水に一晩から1日つけておきます。
アクと酸味がより抜けます。
![イタドリを保存する](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2022/04/itadoriaburaitame-t07-800x600.webp)
保存は保存容器に入れて冷蔵庫で。
長めに保存する場合は冷凍保存。
いたどりの下ごしらえ
生でも食べられないことはないけれど。
酸味、アクがあるのでゆでて冷水につける下ごしらえをしてから調理するのが一般的です。
![湯につける](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2022/04/itadoriaburaitame-t03-800x600.webp)
適当な長さに切り皮をむく→さっと湯通しする(必ず短時間)
→半日から1日、水につけてあく抜き(水につける前に好みの大きさに切っておく)(時々水をかえる)
→水を切って調理OK
水につけてあく抜きしたいたどり。
一口食べてみて、酸味がほんのり程度ならアク抜きOKです。
いたどりの下処理、失敗の原因は?
![ゆですぎたイタドリ](https://magicalkitchen.com/wp-content/uploads/2022/04/itadoriaburaitame-t04-800x600.webp)
以前下処理に失敗してドロドロになったことがあります。
原因はゆですぎ。
グラグラ煮立った湯に入れてから数分ゆでてしまって。
ドロドロ溶けてびっくりしました。
さっと10~20秒湯につける感覚で十分です。(湯の温度も高温すぎない方が成功しやすい)
煮すぎてしまうと歯ごたえがなくなるので要注意ですね。
いたどりの湯通し、下処理は、その家庭によっても色々なやり方があります。
いたどりについて
いたどりは、タデ科の多年生草木
春になると土手、河原、野原、道端に生えてくる雑草に近い山菜。
成長すると結構な高さになります。
生育地は一応日本全国。
でも、メジャーな山菜かと言われると、そうでもなくて。
食用にする地域としない地域があります。
同じ県でも食べる地域もあれば、そうでもないところもあるし。
いずれにせよ、昔ほどは食べられなくなっているようです。
3月下旬~5月上旬(北と南、地域によって違います)の若いものが食用になります。
タケノコが出てくる時期と大体同じです。
イタドリをよく食べる地域で有名なのが高知県。
採取だけでなく畑での栽培もされています。
いたどりには別名が色々。
全国各地でそれぞれの名前で親しまれています。
スカンポ、スイバなど。
いたどりの選び方
細いと食べるところがないので、ある程度太さのあるものを。
葉が茂りすぎたものは成長しすぎで固いので若いものを採ります。
地元では農家さんたちが持ち寄る産直コーナーでたまに見かけます。
![ベルメゾンネット](https://www.bellemaison.jp/cpg/lsimg/contents/bn_otoku15_300_250.gif)
定番以外のいたどり料理
イタドリの定番料理と言えばやっぱり油炒めかな。
甘辛醤油味で、見た目も田舎風。
落ち着くような懐かしい味ですね。
それ以外の食べ方も色々あります。
下茹でしたものを和え物に。
そして炒め物は具、味付け自由自在。
もやしの料理、アスパラガス、ブロッコリー、たけのこ料理を想像するといいかも。
- ゴマ和え
- 酢味噌和え
- 酢の物
- 炒め物
イタドリに合う食材
- カニカマ、ちくわ等練り物
- 蒸し鶏、サバ缶、ツナ缶
- 牛肉、豚肉、鶏肉、卵、油揚げ
- ごま、ごま油
- かつおぶし
- ベーコン、ソーセージ
- にんにく、オリーブオイル
- しょうゆ、オイスターソース、ナンプラー
- ザーサイ、キムチ、高菜漬け
意外とクセのない味なので、油分、塩気、うまみのある食材と合わせるといい感じになります。