材料
- 渋柿(干し柿用の枝付きのもの) ・・・18個
- ホワイトリカー(アルコール度数35℃) ・・・適量
作り方
- (下準備)寒風が吹き、カラッとした天気の日が続く気候になるまで待ちます。柿18個に対しビニールひもや麻ひも(70~80センチにカット)を6本用意しホワイトリカーは霧吹きやスプレー容器に入れておきます。
- (皮むき)柿は洗ってヘタのピラピラしている部分をざっとハサミで切り取ります。ヘタギリギリに包丁を入れヘタのまわりの皮を1周むきます。(ヘタは切り落とさない)残りの皮は縦にむきます。(ピーラーが楽)(枝にひもをくくるのでT型の枝は残す)
- (ひもにくくる)ひもに柿を7センチ間隔にくくりつけていきます。(柿同士がくっつかないように、等間隔に、1本につき3個程度)
- (つるす・焼酎)ハンガーに柿をつけたひもを2~3本ずつくくりつけ、軒下など風通しがよく雨に当たらない場所につるします。(物干し台など)(雨が心配な場合は夜は取り込む)柿にまんべんなくホワイトリカーをスプレーします。
- (干す)1週間ほどたち柿の表面が乾けば(べたつく段階では手で触らない)清潔な手で優しくもみます。(早く仕上がる)2,3日ごとに柿を揉み2週間から20日程度干します。
キッチンメモ
家々の軒先に柿が吊るされて知る干し柿の季節。
この季節は秋と言っても、今までと空気が違いますね。
最近は、少な目に干しているお家が多い気がします。
たくさん干すとなると、かなり大変だけど、ちょこっとなら気軽にできます。
渋柿が店頭に並ぶのは短い間なので、逃すと作れません。
毎年あわてて購入して作ってます。
今年2023年は11月も終わりになるころ、小さ目の柿で作りました。
寒くて乾燥した日が続いたら干し柿の季節。
もちろん晴天が続くか天気予報をチェックして。
渋柿を干したら渋さが抜けて甘くなるのが不思議です。
皮はピーラーでむくと楽。
干す場所は庭でもベランダでもOK
だから家庭でも簡単に作れます。
あとは、ホワイトリカーと、ロープ(荷造り用のビニールひも)を用意。
あ、物干しざおに吊るす時は、ハンガーを使ってます。
針金ハンガー1本で、柿をつるしたヒモを2,3本吊るせます。
柿をヒモにくくりつけるやり方や干し方は、今回紹介した以外にも色々あります。
それぞれの地方や家庭でやりやすい方法があればそれでOK
柿にもし枝がない場合
つまようじを横に突き刺し、ひもでくくってください。
作った干し柿の美味しい食べ方、後ほど紹介します。
マジカルキッチン料理お菓子のTips
黒や緑の点はカビ?カビの見分け方についても
マジカルキッチン動画でレシピ
干し柿の作り方を写真で説明
渋柿を用意します。
ヒモにくくりつけるので枝付きのものを
ヘタの部分で、はみ出したところをカットします。
ヘタ、枝は切り落とさないようにします。
柿のヘタのすぐ下の皮部分を1周ぐるりとむきます。
残りの皮を縦にむきます。
柿の枝をひもにくくります。
ハンバーに結び付け、物干しなどにつるします。
カビ防止に焼酎(ホワイトリカー)をスプレーします。
10日干した干し柿。
だんだん水分が抜け、サイズが小さくなってきました。
あと10日干して取り込みました。
干し柿は寒さと乾燥が作る
干し柿作りの最大の敵は「カビ」
晩秋と言ってもまだまだあたたかい、そんな年がありました。
雨も多く、11月だというのにムシムシしている。
こんな天気の時に作ったらどうなる?
カビが発生して大ショックでした。
せっかく苦労して作ったのに、緑のカビでしたねぇ。
昔はそんなことなかったなぁ。
やっぱり温暖化の影響かもしれませんね。
ここ5年くらいかもう少し前からか。
干し柿シーズンになってもスッキリ寒くならないんです。
晩秋の頃に雨が続くなんて昔はなかったのに。
そう、干し柿作りに向いているのは、寒さ、風、空気が乾燥している気候。
空気がピリッと冷たくて、寒風が吹いて
いよいよ冬らしくなってきたなぁ、寒いなぁ。
朝布団から出たくない!
コートも着込んで。
そんな日が続いたら干し柿作りにいい季節。
そしてこの時期になると寒さでコバエ等もいなくなってます。
温かい時期はすぐに寄ってくるんですよねぇ。
特に干しはじめ(2,3日)によく乾燥させるのがコツなので
天気予報をチェックして、数日間は雨が降らない日に作業開始。
軒下、ベランダ等どこでもいいので
風通しがよい場所を。
(急な雨が降る場合があるので、なるべくなら屋根がある場所)
雨の心配がないようなら、夜も干したままで大丈夫でしょう。
夜露にぬれるおそれがあるなら、夕方室内にとりこみます。
取り込んだ後、湿気の多い部屋は避けます。
カビ防止に焼酎や熱湯を活用
干した後、焼酎(ホワイトリカー)を柿にスプレーします。
カビ予防のために使います。
霧吹きやスプレー容器に入れて吹きかけると満遍なく柿に吹きかけられます。
アルコールの度数が高い方が殺菌効果も高くなります。
アルコール度数35℃のホワイトリカーを使用。
2021年に試したのが、柿をむいてひもにくくりつけた後、熱湯につけること。
鍋に熱湯を沸かし、10秒程度さっとつけてボウルにとりだします。
この作業もカビ防止のためです。
2021年の干し柿の出来はよかったです。
この年も11月でも気温の高い日があったので、作るのを遅らせ12月に入って作業しました。
熱湯につける作業は天候が低温で、カラッと晴れている場合は、省いても大丈夫です。
干し柿の保存と食べ方アレンジについて
できあがった干し柿って、意外にかびやすいんです。
干し柿ってドライフルーツで水分が抜けてますよね。
日持ちがすごくよさそうなイメージ持ってました。
でも昔、室温の部屋に置いてカビが生えました!
あと台所においていた干し柿もカビが生えました。
台所は寒いのですが、結構湿気は多いです。
その年以降、初めから食べきれないとわかっているので、干し終わったらすぐに焼酎漬けにして保存してます。
干し柿の保存
置き場所、地方にもよりますが、2~4週間が目安。
置く場所は乾燥した冷たい場所に。
それ以上保存したい場合は、焼酎漬けにしています。
または冷凍保存。
マジカルキッチンお菓子レシピ
漬けるだけで高級天然スイーツ、干し柿の焼酎漬け。
お酒につけるとふっくらするので食べやすいです。
干し柿のヨーグルト漬け
干し柿をそのまま食べるのが苦手な方はヨーグルトで戻すのもおすすめ。
プレーンヨーグルトに干し柿を入れて一晩置いておくと
あら不思議、濃厚ヨーグルト(水気部分が干し柿に移動)とふっくら戻ったドライフルーツの出来上がり。
マジカルキッチンお菓子レシピ
ヨーグルトに漬けてふっくら。ヨーグルトも濃厚になります。
これを刻んでマフィンなど焼き菓子に入れても美味しそうです。
味は干し柿にヨーグルトの酸味が加わるので、干し柿っぽくないデザート風な味になります。
マジカルキッチン秋から冬の保存食レシピ特集
マジカルキッチン季節の特集コーナーでは、春夏秋冬のイベントレシピ。
その他にも旬の食材を取り上げたレシピ特集を開催しています。
初夏から夏のおいしい保存食、作り置きレシピを紹介します。
夏野菜の便利メモも発信中。
冬野菜が食べきれないときに役に立つ本です。
保存法や料理等がいろいろ。
野菜(四季の野菜)が載っていて数が多いのも特徴。人気のある本です。
野菜の解説を読んで、来年作ってみたくなったりもします。