マジカルキッチン料理の食材Tips『セロリ』
独特の強い香り、パリッとした食感が特徴のセロリ。
生で食べても、煮込み料理の香味野菜としても大活躍。
選び方、冷凍保存について、下ごしらえ、料理法を紹介。
古代ローマ時代から滋養強壮に効果があるとされていた野菜です。
日本にセロリが伝わったのは16世紀終わり。
セロリの旬
一年中出回っていて旬の印象が薄いセロリ。
旬は春から初夏、秋冬。
国内の産地によって旬が違います。
セロリの選び方
ピンとして切り口が変色していないものを選びます。
葉の色が鮮やかな、濃い緑色をしているものを。
茎が肉厚なものを選びます。
セロリの保存法
葉が茎の養分を吸い取るため、買ってきたセロリは葉と茎に分けて保存します。
葉は置いておくと時間とともに、色が黄色くなっていくので、早めに調理します。
茎は根元を濡らしたキッチンペーパーで包んで新聞紙にくるんでビニール袋に入れて野菜室に。
涼しい時期なら、コップに水を入れた中に刺しておいても持ちます。
食べきれないときは、冷凍保存がおすすめ
冷凍保存する場合は、斜め薄切りなど好みのサイズにカットして生のまま凍らせます。
使う時は凍ったまま炒め物、煮込み、スープ等に使います。
炒めてから冷凍保存する場合は、玉ねぎ等他の野菜と炒めておくと便利に使えます。
玉ねぎ、にんじん、セロリ(好みでにんにくも)をみじん切りにしてオリーブ油で炒めたものを用意。
小分けにして冷凍保存、洋風の料理に重宝します。
トマトソース、ミートソース、カレー、パスタに。
葉は刻んでから冷凍します。
スープ、薬味として使えます。
セロリの葉のきんぴらにしてからの冷凍保存もおすすめです。
干しセロリ
セロリを切って2日ほど干して、干しセロリに。
葉も干します。
出来上がった干しセロリは、冷凍保存。
スープを作る時に加えると出しがでます。
セロリの栄養
セロリにはビタミンC、B、カリウム、β-カロテン、食物繊維など含まれています。
セロリの葉には茎よりもβカロテン、ビタミン、食物繊維が豊富。
捨てずに使って!
固いので細かく刻んで調理すると食べやすくなります。
セロリの独特の香りは、アイピン、セネリンという精油成分によるものです。
古代から薬効成分のある野菜として扱われてきました。
不眠解消や精神を安定させイライラを鎮める働きも。
食欲増進効果もあるとされています。
セロリの調理法、下ごしらえ
葉や軸の固い部分は細かく刻んで使います。
買ってきたらとりあえず、葉の付け根から茎を折って葉と茎をわけます。
茎は折った上の部分から下にむけて筋を取ります。
斜め薄切りにする場合は、無理に筋を取らなくても気になりません。
おすすめの食べ方
茎の部分は、生でサラダ、マリネ、火を通した炒め物、煮込みに。
フライパンや電子レンジで他の具をさっと蒸しても。
野菜ポタージュやコンソメスープ、ポトフ等の洋風料理の香味野菜としても使われます。
冷蔵庫の残り野菜でなめらかポタージュを。
生で食べるか火を通すか。
火をサッと通すか、じっくり煮込むか。
大きく切るか、薄く斜め薄切りにするか。
セロリの食感がかわってきます。
料理に合わせた切り方、火の通り具合を使い分けます。
セロリを煮てちょっとした常備菜に。
セロリの葉部分も洋風料理のだしに使えます。
パセリの軸やローリエと一緒にブーケガルニとして。
また、セロリのきんぴらとして炒めておけば常備菜、作り置きおかずになります。
固い軸の部分も刻んで加えます。
ご飯のおかずになるセロリとちくわ、オイスターソース味の炒め物。
セロリの葉でもう1品、お醤油味の作り置きおかずを。
セロリの葉をいかした常備菜、味噌味。
そのほかスープ、サラダに。
香菜の代用に、エスニック風味の料理に入れてもそれらしくなります。
生春巻き、タイ風春雨サラダ、フォーに入れるなどして楽しんでいます。
『マジカルキッチン食材別レシピ:セロリ』
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