材料
- よもぎ ・・・60g(ゆでて水気を絞ったもの)
- 団子粉 ・・・150g
- 木綿豆腐 ・・・約150g
- 小豆あん ・・・200g
- きな粉 ・・・適量
作り方
- (よもぎの下ごしらえ)よもぎは、春の葉先の柔らかい葉のみ摘み取ります。ボウルに水とよもぎを入れて、何度か水をかえ、しっかりと洗います。
- たっぷりの湯を沸かし沸騰したら塩小さじ1/2を加え、よもぎを加え1~2分ほどゆで(柔らかくなればOK)、冷水にとり、流水で洗い水気を絞ります。
- よもぎはみじん切りにし、すり鉢でするか、フードプロセッサーで細かくします。
- (団子作り) ボウルに団子粉を入れ、3の細かくしたよもぎと豆腐を入れて混ぜます。(豆腐は一度に全て加えずに、水分の様子を見ながら加える)手でよくこね、しっとりなめらかに生地にします。
- 団子を一口大に丸めて、沸騰したお湯でゆでます。団子が浮き上がってから2分ほどゆで、ボウルの水にとり、水をかえ、水洗いしてぬめりを取り水気をきって皿に盛り、きな粉と小豆を添えます。
キッチンメモ
春の香りたっぷりの草団子。
見た目つやっと、食べるとモチモチした食感です。
お豆腐入りで冷めても柔らかいお団子になりました。
豆腐を入れるとタンパク質がとれるのがうれしいところ。
今回は、よもぎを摘んで茹でたものを使いました。
乾燥のよもぎを使う場合は、大さじ1と1/2を加えます。
小豆あんは、ゆであずきの缶詰1缶でも。
和菓子にきな粉は栄養面でも二重丸
草餅や草団子、おはぎに八つ橋、安倍川餅。
わらび餅にかけたいもの、それはきな粉。
餅菓子や和菓子にきな粉は、昔からいい相棒として寄り添ってきました。
きな粉は香ばしさの他にも、ほのかな甘味もある優しい味。
素朴で豊かな風味です。
実はこのきな粉、栄養面から見てもいいんです。
和菓子は炒った大豆を粉にしたもの。
和菓子に足りないタンパク質を補ってくれます。
そして食物繊維やオリゴ糖も含まれています。
よもぎと春について
よもぎは昔から、造血効果があると言われています。
またその香りは邪気を払うとされてきました。
そして、よもぎの色は、草萌える緑。
ひな祭りに草餅や草だんごを食べるのは、そんな縁起をかついでのこと。
清々しい春の香りと色で春の体と心をリフレッシュさせる意味もあるのでしょう。
今回のよもぎは、春の柔らかいよもぎを摘んでゆでて作りました。
下のマジカルキッチン料理お菓子のTips記事にて。
よもぎのゆで方、保存の仕方も説明しています。

よもぎ摘み、用途、保存法3種類、茹で方などお届けします。
ヨモギ団子のポイント
よもぎを細かくする作業は、ミキサーやハンディーブレンダーでペースト状にしてもOKです。水分がないと回りません。
お豆腐と一緒にミキサーにかけます。
水分が少なくて回りにくい時は、水分を足して回してください。
団子粉は、白玉粉、上新粉が半々のものを使っています。
本来お団子は、上新粉と白玉粉を使い、蒸してこね、さらに蒸して作る手間のかかるもの。
だんご粉を使って茹でる方法なら、時間のないときでも作れます。
よもぎは春に摘んでおいて茹でて細かくする作業をしておいて、冷凍保存しています。
後は、市販のよもぎの粉(よもぎパウダー)を使っています。
蒸しパンやパン作りにも使いやすいです。
作り方を写真で説明
ゆでて刻んだよもぎはすり鉢でするか、フードプロセッサーで細かくします。
フードプロセッサーが回らないような時は、無理しないでください。

フードプロセッサーに細かくしたよもぎと豆腐を入れてフードプロセッサーにかけます。
生地の固さによって加減したいので分量の豆腐は全て加えず、とっておきます。

団子粉と豆腐とよもぎを混ぜたものをこね、生地の固さを見て、残りの豆腐も加えてこねます。
団子生地をまるめてゆでます。

野草を摘んで食べる本
道に生えている野草や雑草、食べられるものが多いとは聞くけれど。
よくわからない、なんて時は本を片手に散策してみませんか。
野草を摘んだ後の食べ方も教えてくれます。