今までテスコムのハンドブレンダー兼フードプロセッサーをかれこれ7,8年使用。
4年ほど前(2021年現在)据え置き型のPanasonic「フードプロセッサー」MK-K48Pに買い替えました。
3種ある中で一番下位機種、でも基本性能はしっかりのシンプルな機種です。
価格と性能、コストパフォーマンスに優れています。
現在はこのシリーズは新しい機種になっています。
2022年10年ぶりに出た新機種
容器がプラスティック製になっています。
こちらのPanasonic「フードプロセッサー」シリーズといえば、昔からの定番。
家電のお店でもいい場所に置いてあり、Amazonのベストセラーにもなっています。
数年間実際に使ってみて分かった長所短所のレビュー。
購入前に重視した条件、このメーカー、機種を選んだ決め手。
上位機種との違いも書いてみます。
フードプロセッサー全般、どんな料理ができるか、長所短所などを書いた記事もあります。
今回のマジカルキッチン料理の道具Tipsでは、フードプロセッサーで出来ること、実際に使っての長所、短所を紹介します。
結論から言うと使い勝手は丸、不満点は顔?
とりあえず、結論から言うと。
Panasonic「フードプロセッサー」MK-K48 は
シンプルでセットもしやすく、洗うパーツも少なく使いやすいです。(パッキンもない)
容器がガラス製でどっしりして作業するのにも安定感があります。
フードプロセッサーの一番大事な機能、みじん切り、ミンチもきれいにできます。
週に2,3回使用して、ミンチを作って鶏つくね、そぼろを作ったり。
野菜を刻んでお好み焼き、餃子など作っています。
フードプロセッサーを使うと、あっという間に細かくなるので、時短に貢献してくれてます。
最近はデザイン性の高いキッチン家電も多いから
一番の不満な点は、意外ですがデザインかもしれません。
一度戸棚にしまい込んでしまうと使わなくなることも多いフードプロセッサー。
使わなくなったキッチン家電ランキング1位か2位なんて話も耳にします。
確かにしまい込むと出すのが億劫。
なので、しまわずに台所に出しっぱなしにしてます。
出しっぱなしにしているからこそ、見た目が気になる。
こちらのデザイン、普通といえば普通なんです。
色も白で余計な飾りもなく、シンプルと言えばシンプル。
フードプロセッサーといえば、昔からこのデザイン。
おなじみの形です。
でも、後もう1歩!なんとなく惜しい感じです。
外国製の調理家電は昔から格好いいし。
最近は国内でも、デザイン性の高いキッチン家電が続々登場していますよね。
贅沢かなと思いつつ、見た目も求めてしまいます。
MK-K48P使い勝手はどうか
- 説明書を読まなくても迷わず使える ほど簡単(でも前もって読んだほうがいい)
- 構造はシンプルでセットが簡単(取り付けたパーツがきちんとハマったのが自分でわかりやすい、パッキンもない)
- 洗う作業は、パーツが少なくて基本楽
- ガラス製の容器で清潔感がある(ただし重い)
- 置いて作業する際、安定感がある
- コードの長さが短すぎる(1メートル)
- コードがしまえない(なんとなく邪魔)
- 音は大きい
セットや洗う作業について
キッチン家電ってパーツのセットや操作が難しかったりすると面倒ですよね。
後、洗う際に手間がかかるのはパスです。
こちらのフードプロセッサーはシンプルな構造。
セットするのも操作するのも簡単。
説明書を読まなくても使えそうな簡単さ。(一応事前に読みました)
フタを押している間だけ動作して、みじん切りなど作れます。
セットできないうちに動き出す事もないので安全です。
きっちりパーツをセットできたのが自分でわかります。
これって、当たり前のように思うかもしれませんが。
以前使っていたテスコムのハンドブレンダー兼フードプロセッサーでは、セットする際パーツがきちんとハマったか、なんとなくわかりにくかったんです。
普段の掃除はフタ、カッター、容器を洗うだけで簡単。
部品数も多くないので、さっと洗えます。
でも時々細かい部分に汚れがついて、落としにくいのがイマイチです。
食器洗い乾燥機の使用は禁止です。
安定感について
据え置き型のフードプロセッサーでガラス製の容器も重い。
その分置いた時、安定感があります。
以前使っていたテスコムのハンドブレンダー兼フードプロセッサーの場合では。
フードプロセッサー容器の上にハンドブレンダー(細長い形)を取り付けて使います。
構造上仕方ないのですが、据え置き型に比べると、少々不安定でした。
ガラスVSプラスティック。
テスコムの場合、本体素材はプラスティック製。
どうかな?と思ってましたが、意外と不満はなかったです。
色移りが怖いので、洗うのは作業後すぐにやってました。
その他の使い勝手の悪い点は、コードの短さです。
1メートル。他のキッチン家電に比べても結構短い方です。
コードの長さについて
テーブルで作業したくてもコードが届かない。
延長コードを持ってきてまで使うのも面倒。
調理台の上なら届くので、そこでのみ使ってます。
正直、購入前にはコードの長さなんて、まったく気にしませんでした。
ちなみにコードの長さは後日見たところ、パンフレットやネット通販の商品紹介に書いてありました。
MK-K48P料理での使い勝手は?
- ミンチ作りの機能自体は全く問題なし
- みじん切りは最初コツが必要、コツを覚えると思い通りにできる
- ピーナッツバターやくるみ等ナッツを擦って粉やペーストにすることもできた
- もう少し容量が大きいとよかったのに(鶏胸1枚300g分やりたい)
- 冷凍食品は禁止(冷凍したものを刻むことはないけど。出来ても良さそう)
料理での使い勝手は丸。便利に使っています。
ただみじん切りは、あっという間に細かくなります。
短時間ずつスイッチを入れたり切ったりの調節が必要です。
上位機種には低速、あらびきモードありです。
刻みムラはあまりないです。気になりません。(たくさん量を入れるとムラになる)
今まですり鉢を使っていたナッツを擦る作業もフードプロセッサーにおまかせ。
これは本当に楽になりました。
くるみなどのナッツを刻むのにも使っています。
容量はハンバーグ500g程度、もっと大きい他機種は?
フードプロセッサーの容器の容量は、見た目のわりに少なく感じます。
説明書によると、一度に調理できる最大量500g(ハンバーグの場合)
でも肉からミンチを作る場合、一度に作れる量が200gなので物足りません。
(まぁ300gやってみても平気な感じでしたが)
使用フードプロセッサーPanasonicのMK-K48P
説明書によるとミンチ作りの際の最大量は200g(最小100g)
ついつい面倒で、鶏胸1枚300g前後を1回でミンチにしちゃうんですよねぇ。
数年使ってきて、モーター等負担になっている感じはしませんが。
気になる方は半量ずつ分けてミンチにしてください。
鶏肉をミンチにしていて、回りにくい、振動がいつもと違う等
モーターの負担が大きそうな時は無理せず一度止めて量を減らします。
以前使っていたテスコムのものは、容量が大きくて、一度にもっと作れたので小さく感じてしまいます。
メーカーによっては大きい容量のフードプロセッサーも出ています。
2機種ともフードプロセッサーとしてのパワーもある機種です
雑貨屋さんや東急ハンズ等で人気のキッチン家電のフードプロセッサー。
見た目もかわいく人気がある機種。
ただ容量が小さいので候補からはずしていました。
2022年10月に大容量タイプが出てました。
お肉も450gミンチにできます。
羽(アタッチメント)をかえることで、パン生地(粉250g)、パスタ生地のこね作業もこなします。
泡立て、氷を砕く、ピーナツバターも可能。
ただし、使用可能時間は1分で動作後、30分休ませます。
フードプロセサーでこんな料理作ってます
- 餃子や、肉まんの具
- 鶏団子、鶏そぼろ、ピーマンの肉詰め
- つくね、ハンバーグ
- つみれ、お魚ハンバーグ
- キーマカレー 、ミートソース、肉味噌
- お好み焼き
マジカルキッチンではフードプロセッサーで「鶏つくね、鶏団子」を特に作ります。
マジカルキッチン料理レシピ
冷めてもおいしいから、お弁当にもぴったり、フードプロセッサーでの作り方のコツ、手順写真入りで紹介。
お好み焼きのキャベツを刻むのも便利。
刻み過ぎに注意して、時短クッキング。
お菓子作りではバターを使ったパイ生地やスコーン。
くるみやピーナッツを粉にしたものや擦ってペーストにしたもの。
栗きんとんが作れます。
面白いところでは、オートミールを砕いたり、粉にしたり。
先日もオートミールクッキーを作りました。
オートミールが粒のままよりも食べやすくて、お店のクッキー風に。
チョコとコーヒーでカフェモカ風のクッキーに。
説明書、付属レシピは使える情報色々
MK-K48Pの説明書(上位機種と兼用)によれば、消費電力120W、定格時間30分
一度に調理できる最大量500g(ハンバーグの場合)一応4人分
説明書と料理レシピは一緒の冊子になっています。
はじめにどんな事に使えて、どんなものが禁止材料か。
安全な使い方を確認しておいたほうが、故障の防止になります。
説明書はフードプロセッサー使いこなしのポイント満載。
運転時間で好みの刻みサイズに。
はねた材料は付属のヘラで落とす。
1回の最大量を守るなどなどちゃんと書いてありました。
ゴマペースト作りは少量だと空回りするが、まとめて作ると上手にできる。
60℃以上の熱い材料は入れない。(吹きこぼれ、容器割れ防止)
お役立ち情報がのっている大事な冊子です。
ふりかけも作れるんだ(固い材料は禁止)など発見もありました。
料理レシピは MK-K48 の上位機種のものも載っています。
パン作り、麺作り、スライサーを使ったサラダもあり。
MK-K48 で作れるのはナイフ・カッターを使った料理とおろし・とろろカッターを使った料理です。
- カレー、伊達巻、あらびきハンバーグ、ミートローフ。
- サーモンムース、肉味噌、つみれ汁、イカしゅうまい、みぞれ鍋。
- パイ、バターケーキ。
- ソース・ドレッシングとしてマヨネーズ、ごまだれ、梅ドレッシング、プルコギソース。
- バジルソース、オニオンドレッシング。
フードプロセッサーで作りたいものが一通りのっているかんじ。
とりあえず、これらを試してみて、もっとバリエーションを増やしたい時はフードプロセッサーの本を買ってみたらよさそうです。
禁止されている材料
固いものは禁止。
あとは、粘りのあるもの、泡立て、ジュース作りはできないと説明書にあります。
固いものというのは、コーヒー豆、乾燥したパン、干ししいたけ、昆布、乾燥した大豆、氷、冷凍した食品あたりです。
とろろ・おろしカッターはどう?
みじん切りやミンチに使うナイフカッターに加えて、 とろろ・おろしカッターも付属します。
大根おろし機能を試してみたところ。
たしかに楽におろせました。
家族が多いなど多めに作る際は役立ちそうです。
ただ少量作るなら、手動でおろし金を使った方が洗い物が少ない気がしてます。
このメーカー、機種を選んだ理由、購入後よかった点
- 据え置き型が欲しい、多機能なタイプでなくてもよい
- 容量が小さすぎるものはやめておきたかった
- 連続使用時間(定格時間)の長めのものが欲しかった
- ある程度耐久性がありそうなものが欲しかった。
- 名のしれたメーカーなので、安心できる(ネットでの情報も多いし、店員さんにも相談しやすい)
- 価格帯、機能別に機種を選べる(3種類)
- コストパフォーマンスがいい
使っていたテスコムのものが、故障する前から、どれを購入するか悩んでいました。
プラスティック製の部品が摩耗してきて、そろそろ故障するかも、次買うならどうしようと。
悩み続けて1年間。
マジカルキッチンでのフードプロセッサー選びの条件はこちら。
家にミキサーとハンドブレンダーはあるので、据え置き型が欲しかった。
容量が小さいのはミンチを作る時面倒なので、小さすぎないものを。
機能は色々あってもいいけど、みじん切りとミンチがきれいにできることが第一条件。
あとは、ピーナッツバターが作りたい。
ある程度耐久性がありそうなものが欲しい。
予算は一万以内
定格時間の短いものが多い中、このシリーズは長かった。
でも30分使うことって実際ないです。
家電のお店を回っては、フードプロセッサーの説明書みてました。
(正直見た目ではわからない)
メーカーによって、わかりやすい説明書もあれば、簡素すぎてわからない説明書もあり。
ナッツは禁止のものや、ピーナッツバターやごまダレについて書いてないものも多かったです。
とにかく定番フードプロセッサー
Panasonicのプロセッサーのシリーズは昔から電気屋さんでよく見てました。
昔から変わらぬ日本の定番フードプロセッサーです。
昭和時代の「きょうの料理」テキストにも広告が載ってたりして。
基本的にあまり変わってないのがすごいと思いました。
お店でも確認できるし、店員さんにも相談できます。
使っている人が多いので、ネットで情報も得やすいのも有利なところです。
料理本、雑誌でもよく使われています。
当時もう一つ検討したのが、海外製のフードプロセッサー。
料理研究家の先生がテレビで使っているのをみかけました。
「クイジナート」アメリカのメーカーのフードプロセッサーです。
昔からパワーが有ると聞いていて、形もスッキリして憧れてました。(予算と合わなかったので見送り)
上位機種について
Panasonicのフードプロセッサーのこのシリーズには、3タイプあります。
MK-K48 の上位機種、MK-K80P 、MK-K60Pの両者は、生産終了。
後継上位機種は、MK-K81 、MK-K61 です。
2022年発売の新機種も同じく3種類。
MK-K82(ハイエンド)MK-K62(スタンダード)MK-K32(エントリー)
高機能な機種からシンプルまで、自分に必要なタイプが選べていいですよね。
パンこね機能、スライス機能は必要なかったので、一番低価格シンプルな機種を選びました。
下位機種でも、基本的な性能は変わらないので(カッターの素材の違いはあり)コストパフォーマンスに優れています。
上位機種には、粗くおろせる鬼おろしカッター、硬度がチタンの1.2倍のカッター。(かき氷が作れたり、氷が砕けたりはしません)
パンや麺類がこねられる「パンの羽根」
MK-K40 Pにもついている「とろろおろしカッター」付属。
(別売りオプションとして、部品を購入すれば、鬼おろし、パンの羽根もMK-K40 Pに使用可能のようです。)
さらにMK-K81ではスライス・千切りカッターがついています。
MK-K48Pの耐久性、寿命
機械ものなので 正直当たり外れがあります。
キッチン家電は基本的に本体のモーター、金属やガラスの部分は意外と丈夫です。
普通に使えば、モーターに負荷がかかったような異常音なども聞きません。
(材料を入れすぎると異常音がでて、ストップしました)
しかし、いずれプラスティック製の部品は、だんだんと摩耗したり、破損します。
週に2、3回程度の使用頻度です。
あとどのくらい使えるかなぁ。
もし部品が傷んだ場合は、部品を取り替えて使い続けることができます。
でも、古い機種になるとメーカーに部品がなくなるようです。
また交換する部品によって値段が違ってきます。刃の部分などは高め。
Panasonicの場合、部品の取り寄せ期間は、製造打ち切り後6年だそうです。
どこで購入、家電量販店?ネット?
ネット通販か、近所の家電のお店か、毎回家電を買う際は悩みます。
価格差とアフターサービスが必要になるかを天秤にかけて選んでいます。
大体Amazonが田舎の家電店より安いので、Amazonで買うことが多いです。
この時は、楽天市場の家電店の方が安かったのでそちらにしました。
でもその商品だけでは、送料が〇〇以上送料無料にならなかったので、別のものも買ってしまいました。
(現在は楽天市場全体で送料無料ラインが低くなったようです)
あってもなくてもいいようなものでもついつい。
送料分得するからいいやと買ってしまいます。
家電購入後の注意点
フードプロセッサーを買った後まずやること。
他の家電でも同じことが言えますが、すぐにひととおり動かしてみてください。
その前に、部品、説明書等、すべてあるか確認してください。
あ、その前に正しい機種が届いているかチェック。
え~と思われるかもしれませんが、実際にあったんです。
ネット通販で商品間違い。
以前デジタルカメラを買ったときのこと。
型番間違いで1つ下の価格帯のデジカメが届いたことがあります。
連絡するとすぐに交換になりました。
旅行に持っていく予定で購入したので、当日までに間に合うかハラハラものでした。
初期不良の心配もあります。
すべての付属品があるか。
動かして、一通りの機能が故障なく使えるか確認します。
初期不良ならすぐ交換してもらいましょう。
時間が経つと交換ではなく、修理になるかもしれません。
通販での不良品の失敗談です。
レギンスの左右の丈の長さが15cmは違う商品が届きました。
届いてすぐに確認すれば返品できたのだろうけど。
しばらくたってから開封したんですよね。
開封して実際に履いてみてびっくりでした。
それ以降反省して。
通販に限らず購入した商品の確認チェックはすぐにやるようにしています。
Panasonicのフードプロセッサーが向いている人
最後にPanasonicフードプロセッサーが向いている人をまとめました。
もっと多機能なタイプ、泡立ても、ミキサーも欲しい方には、ハンドブレンダーにフードプロセッサー機能がついたものをおすすめします。
少量しか作らないので、容量が小さめのものが欲しい。
そんな方は、手動のチョッパーも選択肢に。
100円ではないですが、最近は100円ショップにもあります。
こんな人にPanasonicフードプロセッサーはおすすめ
- ミンチ、みじん切り機能を重視したい人。(きれいにできます)
- ある程度の容量が欲しい人。(すごく大きくはないけど)
- とろろ、大根おろしもしたい人。
- パン、麺、スライサー機能も欲しい人(上位機種)
- 価格、コストパフォーマンスも気になる人。
フードプロセッサーの一番大事な、ミンチ、みじん切り機能の性能はしっかりした機種です。
下位機種も上位機種も、しっかり刻めてミンチができます。
そのあたりを重視してコストパフォーマンスを意識する人におすすめします。
据え置き型のオーソドックスなタイプが欲しい人。
みんなが使ってる定番品を狙いたい人。
付属のレシピブックがついてきて欲しい人。
以上の方にもおすすめできます。
氷が砕けるタイプ、大きめタイプ、パンこね、粉ひきまで多機能でパワフルなタイプ