材料/分量/12個分
シューの皮
- 薄力粉 ・・・60g
- 塩 ・・・ひとつまみ
- きび砂糖 ・・・小さじ1
- 水 ・・・60ml
- 牛乳 ・・・60ml
- サラダ油 ・・・40g
- 卵 ・・・2個
- 好みで粉砂糖 ・・・少々
カスタードクリーム
- 薄力粉 ・・・18g(大さじ2)
- コーンスターチ ・・・18g(大さじ3)
- きび砂糖 ・・・65g
- 卵黄 ・・・4個
- 牛乳 ・・・340ml
- バニラエッセンス ・・・少々
- ラム酒 ・・・小さじ2
- 好みでバター ・・・10g
作り方
- (下準備)天板にクッキングシートを敷くか、アルミホイルを敷きます。(アルミホイルの場合は薄くサラダ油を塗る)シュー生地の薄力粉はふるっておきます。卵は室温に出しておきます。オーブンは220℃に余熱します。
- (シューの皮作り)大き目で深さのある耐熱性の器に油、水、牛乳、塩、砂糖を混ぜ、ふたをしないで、電子レンジ600wで3分半~4分加熱します。(ぶくぶくと泡だって、沸騰するまで)
- 取り出して、ふるっておいた薄力粉を一度に加えます。木ベラで手早くしっかりと練り混ぜます。
- 再び、フタなしで電子レンジ600wで1分加熱して、手早く練り混ぜます。
- ときほぐした卵を少しずつ加えてしっかりと混ぜ、生地に卵が混ざれば次の卵液を加えます。特に最後は生地の様子を見ながら少しずつ加えます。生地をすくうと落ちてくる生地の形が逆三角形になればOK。
- 1の天板にスプーン2本を使って生地を丸く落としていきます。(横に広げるのではなく、なるべくぽってりと丸く)膨らむので隣同士間隔はあけるようにします。
- ピンととがった部分があるとそこだけ焦げるので水で塗らしたスプーンの背で生地のとがった部分を押して形を整え、霧吹きで全体に霧を吹きます。
- 220℃のオーブンに天板を入れてすぐに200℃に温度を下げて約30分くらい焼き(焦げそうになれば温度を180℃に下げる)、そのままオーブンに5分ほど置きます。
- ケーキクーラーなどの網に取り出して冷まします。
- シュー皮に包丁で切れ目を入れてカスタードクリームを詰めます。好みで茶こしに入れた粉糖を仕上げにかけます。
- (カスタードクリーム作り)大きめで深さのある耐熱性のボウルに薄力粉、コーンスターチをふるい入れ、塩、砂糖を加え泡立て器で混ぜます。分量の中から牛乳大さじ3を加えてよく混ぜます。
- 卵黄も1個ずつ加えその都度混ぜ、残りの牛乳も少しずつ加えて混ぜます。
- ラップなしで電子レンジ500wで加熱時間を合計5分半から6分にして加熱します。4分加熱したら一度取り出して泡だて器で混ぜます。再度加熱し、1分後もう一度取り出して混ぜます。とろりとしたクリーム状になったら完成。
- バターを加える場合は、熱いうちにバターを加えて混ぜます。冷めたらバニラエッセンス、洋酒を加えます。
キッチンメモ
甘くてなめらかなカスタードクリームとふんわり膨らんだシューの皮。
シュークリームって自然と幸せな気分になれるお菓子ではないでしょうか。
シュークリームを手にして、ふわっとニッコリ。
そんな子供の頃の記憶が蘇ってくるような。
シュークリームは、失敗も多いお菓子の一つ。
膨らまなかったり、カスタードクリームがダマになったり。
一度成功すると面白いようにふくらんだシューが量産できて楽しくなります。
もし失敗してもあきらめないでくださいね。
昭和レトロなカスタードクリームのみのシュークリーム
今回は生クリームを入れずにカスタードクリームのみのタイプにしました。
昔ながらの定番のシュークリームです。
最近はずっとホイップクリームを加えたタイプばかり作ってきたのですが。
カスタードクリームのみもやっぱりおいしい。
シュークリームらしいシュークリームと言うか。
カスタードクリームは、しつこくないのに卵とミルクのコクがあって。
懐かしいちょっとレトロなシュークリームに仕上がりました。
もっと昭和風シュークリームに仕上げたい場合
シュー生地に使うサラダ油をバターにします。
バターは憧れの西洋菓子にはかかせません。
生地に加える卵をギリギリまで増やして柔らか目の生地にすると
皮が柔らかい昭和なシュークリームの皮になります。
後は焼く時に焼色薄めに焼くと懐かしのシュークリームを再現できます。
逆に今風のシュー皮は、パリッと硬め。
粉には薄力粉と強力粉を使うと固めになります。
しっかり焼いたタイプがケーキ屋さんでは人気です。
今回のシュークリームの特徴はレンジを活用すること。
シュークリームを家で作る際。
通常シュー生地とカスタードクリームは鍋を火にかけて作ります。
それを今回は電子レンジを利用して作ります。
お鍋で作ると火加減が難しかったり、何度も混ぜる手間があります。
電子レンジで作ると、火加減を気にすることなく、混ぜ続ける手間を省くことができます。
お鍋で作るのと変わらず膨らむ皮となめらかカスタードクリームです。
作り方を写真で説明
卵を溶きほぐしておきます。
薄力粉は前もってふるっておきます
大きめで深さのある耐熱ボウル(ボウルでなくても可)に材料を混ぜます。
電子レンジにかけて沸騰させます。
ふるっておいた粉を一気に加えて混ぜます。
木べらで生地をしっかりと練ります。
卵を加えて混ぜます。
始めは卵と生地がなじまない感じですが、だんだんまとまってきます。
しっかり混ざれば、次の卵液を加えます。
木べらですくって生地が三角形に垂れるようになればOK。
スプーンを使って生地を丸く落として並べます。
膨らむので間隔をあけてならべます。
シュー生地の焼き上がりです。
コロンとして軽い感じに焼けます。
レンジで作るカスタードクリームの詳しい作り方。
レンジで簡単、なめらかカスタードクリーム。
シュー生地作りで失敗しやすいところ
必ず粉は前もってふるっておいてください。
振るわずに入れたことがありますが、ダマになって失敗しました。
卵を加える量が多すぎても少なすぎても膨らみません。
卵を加える作業の最後は特に慎重に加えます。
生地が温かいうちに焼きたいので、作業は手早く。
オーブンの余熱もスムーズに焼けるように前もってやっておきます。
霧吹きで水を吹く作業も忘れずに。
霧吹きがない場合は手を水で濡らしてパッと弾いて水分を散らしてください。
シュークリームの皮を膨らませる焼き方
生地ができたらオーブンで焼きます。
この工程はとても大切。失敗すると膨らみが低くなります。
オーブンの余熱はしっかりと
シュークリームの皮が膨らまない原因、私の失敗談です。
オーブンを買い換えてからシュークリームが膨らまなくなりました。
新オーブンで初めて焼いたシュークリームは膨らんだのに。
その後たまに焼いても失敗続き。
ある時、ようやく余熱の操作が間違っていたことに気がつきました。
しっかり余熱されていなかったのが原因だったんですね。
いつの間にか自己流の適当な操作になっていたようです。
説明書を見てきっちりと余熱したら膨らむようになりました。
またオーブンにシュークリームの自動加熱がある場合使ってみるといいかもしれません。
そのオーブンに合わせているだけあって、結構成功率は高いです。
高温でしっかりと焼くこと。
シュークリームの皮は、高温でしっかりと焼きます。
ふくらんだ後、皮目に焼色がつくまで焼きます。
その後焦げそうなら温度を少し下げます。
スーパーに並んでいるシュークリームを思う浮かべると薄い茶色や黄土色が浮かびますが
もっと濃い目の色でちょうどいいです。
私も何度も膨らまないシューを経験してきました。
ほとんどは焼き不足が原因です。
焦げそうになるのが怖くて途中で取り出した。
せっかく膨らんだシュー皮が、外に出したらしぼみました。
中もなんだかべっちゃり。
中の水分が抜けていないんですね。