桜の花の塩漬け

桜の花の塩漬け
八重桜で桜の花の塩漬けを作ります。
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材料

  • 八重桜の花 ・・・100g
  • 塩 ・・・20g(花の重さの20%)
  • 白梅酢(または赤梅酢) ・・・大さじ2
  • 保存用の塩 ・・・適量

作り方

  1. 七分咲きの八重桜をがくのついた軸ごと採ります。2,3輪ずつまとめて採り、蕾のものも採っておくと桜茶に重宝します。
  2. 下についているピラピラしたガク部分はとりのぞきます。水洗いし、ザルにあげて水気を切り、さらにキッチンペーパーで水気を拭き取ります。
  3. 容器に塩、桜の花、塩を交互に入れて一番上にラップを被せて小皿等を置き、重石を乗せ、1日置いて(調理時間外)水分が出てきたら水気を絞ります。
  4. 容器に絞った桜の花を入れて梅酢をかけラップをかぶせて小皿等を置き上に軽めの重石を乗せ3日ほど置きます。(調理時間外)
  5. 梅酢を軽く絞り、キッチンペーパーの上に桜の花を並べ(形をととのえながら)ザルの上に乗せ3日程度(調理時間外)影干します。
  6. 影干しした桜の花に塩をまぶし、密封できる瓶に入れて保存します。(または冷凍用のポリ袋に入れて冷凍保存)

キッチンメモ

桜あんぱんや桜茶などでおなじみの桜の花の塩漬け。
ピンクの花びらと桜のほんのりした香りが春を感じさせてくれますね。
今回は桜の花の塩漬けの作り方を、桜の花の選び方から
漬け方、使い方まで紹介します。

桜の花びらって薄く繊細でヒラヒラ、はかなげ。
そんな花弁、作業している途中で、バラバラになったりしないかなぁと。
初めての時は、心配しながら作業したものです。

でも、これが意外なほど丈夫なんです。
洗って絞って、漬けて、並べてと作業しても、花びらが取れたことありません。
(とはいえ、扱いは丁寧に)

繊細に見えて、意外と芯はしっかりもの、そんなタイプなんですね。

使用する梅酢は赤梅酢でも白梅酢でも構いません。
梅酢と言うのは、梅干しを作る際に出てくる液体。
酢のような酸味と塩気があります。

梅酢がない場合、酢でも構わないと聞いたこともあります。
(試したことはないのですが)

桜の花びら25gで作ると塩は5g(花の重さの20%)です。

漬ける際の容器は、酸や塩に強い素材のものを。
ホーローやプラスティック、陶器、ガラスなど。
漬物用のポリ袋や冷凍用の保存袋でも大丈夫です。
その場合、重しは本などを使ってください。

保存の際は、塩が入れるので塩分に強い容器を用意。
瓶のフタが金属だとさびがきます。

重しはペットボトル乗せてます。
2回目、梅酢でつける時の重しは、軽めに。
空きペットボトルに水を半量入れて調節してます。

【大まかな手順】 洗う→塩漬け→梅酢に漬ける→干す
何日間かかかりますが、手順は少なく、カンタンです。

マジカルキッチン動画でレシピ

八重桜の花びら、意外と丈夫な様子がわかる!

マジカルキッチン保存食・作り置き動画まとめ

youtubeのプレイリストになります。

桜の花の塩漬けの作り方を写真で説明

八重桜

八重桜です。
ポンポンのように可愛く華やかに咲いています。
塩漬けに適しているのは満開前の7~8分咲き程度の八重桜。

塩漬けにする八重桜

八重桜を軸ごととります。これで25g

軸の根元から採って、2,3輪一緒のもの。
つぼみが付いているものも採っておきます。

根元のピラピラした「ガク」は、とりのぞきます。

桜を洗って水気を切る

桜は何度か水をかえてそっと洗います。虫が付いていることも。
洗ったらザルにあげて水気を切ります。
桜の花は意外と丈夫です。
洗ったり、漬けたり、絞ったり、干したりしてもバラバラになりません。
とは言え取り扱いは優しく。

キッチンペーパーで水気を取る

その後キッチンペーパーで挟んで水気をとります。

桜の花を塩で漬ける

容器に塩、花、塩を重ねます。

重しをして桜を漬ける

重しをして漬けます。
空き瓶や水を入れたペットボトルを乗せて重さを調節します。
2倍から3倍の重さの重しをして桜の花から水分を出します。

桜から水が出る

一晩置くと水が出てきます。
出てこない場合は、重しを少し重くしてもう少し様子を見ます。
水気を絞って容器に入れなおします。

梅酢を加えて漬ける

梅酢を加えて再び重しをして漬けます。
桜の花の色が鮮やかになってきます。
香りもそれらしい香りになってきました。

ここでは赤梅酢を使いました。

漬かった桜の花

3日ほど置いて漬かった桜の花。
漬け汁を絞ります。

漬け汁は料理に

絞った漬け汁は梅酢の味がして、色が綺麗で桜の花の香りがするので、料理に使えます。
大根等を漬けたり酢の物に使ったり。

桜の花を陰干しする

桜の花はキッチンペーパーに形をととのえながら並べます。
並べた時の形のまま出来上がります。
なので、形をきれいに。

ザルに乗せ、2,3日影干しします。

影干し終了

影干しが終わった桜の花です。
しっとりしていてOK。

桜の花塩漬けを瓶に入れる

出来上がった桜の花塩漬けは塩をまぶして瓶に入れて保存します。
冷蔵、冷凍保存でもOK
(保存用のポリ袋に入れて)

数年たった桜の花塩漬け

室温で数年保存でき、徐々に色があせていきます。
こちらの写真は、3年たった桜の花塩漬け。
作った時よりもピンク色が少しあせましたが、優しいピンク色でお茶にもお菓子にも使っています。

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桜の花の塩漬けに適した桜は?色、季節は?咲き加減は?

八重桜

塩漬けに使う桜ってどんな桜?
普通、桜と言えばお花見でおなじみのソメイヨシノですが。
塩漬けにする桜は、八重桜

ソメイヨシノが終わった約1~2週間後に咲きます。
八重桜は、ソメイヨシノよりもピンク色が濃く花びらの多い桜です。
ボンボンみたいで、とっても華やかですよね。

あれば色が濃いピンク色のほうが、色がパッと濃い目に仕上がります。
(なかなか、あれこれ桜の木は選べませんが)
色が白っぽいピンクのもの、花びら少なめのものでも一応作れることは作れます。
地味めに仕上がり、色の華やかさやボリューム感が控えめです。

咲き加減は、7~8分目

桜の塩漬けに使う八重桜は、満開前の花をとります。
満開になる前の7~8分咲きの八重桜を採って漬けます。

満開になって咲ききっているものは、花びらが取れやすいので、満開になる前のものをとります。

つぼみもかわいらしいので、何輪か採っておきます。

採る時は根元から数輪ずつ採ります。

桜の花塩漬けの使い方

使用する時は、水につけて塩抜きして使います。
桜の花の塩漬けをさっと洗って約10分水に付ける程度です。
この時塩を抜きすぎると味がなくなってしまうので注意してください。


桜の花の塩漬けと桜の葉の塩漬けを加えて炊いた春らしい桜ご飯です。

桜茶

桜茶

器に桜の花の塩漬けを1,2輪入れてお湯を注ぎます。
塩気があるので、お湯を注ぐより前に少量のぬるま湯に花を入れて塩を軽く抜きます。
(ぬるま湯に塩気が出ているので捨てずにとっておき
あとで味が薄ければこのぬるま湯を足す)

そのあと、お湯を注ぐとふんわりと桜の花が広がります。
目でも桜の香りも楽しめて、春の気分を満喫です。

今年漬けた桜でさくら茶

今年漬けた桜で桜茶を。

桜の花の塩漬けのレシピ情報

お菓子ジャンル

季節:

場面:

国・地域:

レシピキーワード:

レンジいちごジャム

自家製のいちごジャム、春になると作りたくなります。
粗めにつぶすもよし、粒そのまま楽しむもよし。

抹茶カスタードクリーム

抹茶がさわやかなカスタードクリーム
シュークリームやクレープにどうぞ。

圧力鍋で金柑の甘露煮

圧力鍋で短時間に煮る金柑の甘露煮。
(酢)と水、砂糖で煮ます。お正月のおせちにもぴったり。

しょうがの蜂蜜漬け

生姜と蜂蜜を漬けるだけ。
ドリンクや料理に使えます。