節約、小ネギを再生栽培

小ネギの再生栽培 料理のtips
エコで節約、小ネギは家で再生栽培

こんな関西あるあるネタ
TVでみたことありませんか?

関西のおかんはみんな、ネギの根元を捨てずに植えるってネタ

植えると言っても、立派な畑に植えるわけではないのがミソ。

ちょっとのスペース、すかさず見つけて植えちゃう。
庭がなくても、大丈夫。
家の軒下に植えたり、植木鉢を置くパターンも。

収穫だって、料理の仕上げに「ネギちらそ~」と思ったら
裏行ってすぐ採ってこれます。
しかも採れたて新鮮

おばちゃん達みんなが育てられるくらいだから簡単に育つ
これもポイントですよね。

そして、捨てるものを捨てずに活かして得しちゃう。
これぞ節約、もったいない精神。

裏庭の一角にネギの根元を2列植えて、採り続けてます。
暖かい季節は1日おきに収穫できるくらいです。

小ネギ再生栽培メリット

  • 庭の片隅や、植木鉢でOK
  • 使いたい時採って新鮮
  • 小ネギを買う必要がなくなる(節約だし楽です)
  • 捨てるものが活用できる
  • 小ネギは病害虫に強く、育てるのが簡単(水やりもそれほどしない)

デメリットは水やりの見極め

水やりの見極めが慣れないうちは難しく感じました。
植えたての時期、根付いた時期。
季節によっても育ちが違うので、状況に合わせた水やりをする必要があります。

今回は失敗談とともに水やりのコツも紹介します。

簡単と言っても、園芸下手の人間なので、失敗もそれなりにありまして。
元気がない、育ちが悪い、枯れたなんてことも。
ダメになるとスーパーのネギを買って食べて、根元をまた植えてます。

それでも、小ネギを買う頻度は2年に1度くらいです。

今回は失敗を元に、少しでも長く小ネギを再生栽培する方法を書いてみます。

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1番初めはスーパーで普通に買ってくる

買ってきた小ネギ

種、苗、もちろん、いりません。

用意するものは、スーパーや八百屋さんで売られている普通の小ネギです。
細ネギ、万能ねぎとも呼ばれます。

大事なのは根っこ付きのネギを買うこと

小ネギ(万能ねぎ)は、根がついているものなら、なんでもいい?

とりあえず、家にある小ネギで試してみるなら、なんでもOK
あと、園芸上手な人は、どんなネギでもうまくいきます。

でも初めての人が、植える予定で小ネギを買うなら、こんな小ネギがベスト

  • 根の長さがある程度あるもの(短いものもある)
  • みるからに元気そうな小ネギ
  • しっかりした太めの小ネギ

やっぱり細い小ネギを植えたときよりは、しっかり太目で元気のいい小ネギの方が、後々、育ちがいいです。

あと、「このネギ美味しい!」そんな当たりネギがあればぜひ植えてみてください。

根元をカット

ネギは根から上、2~3センチでカットします。
上の部分はいつも通り料理に使えます。

万能ねぎの名前の通り、冷奴など薬味はもちろん、小ネギって便利ですよね。

根のついた部分を土に植えます。
プランターや植木鉢でもOK

束で買ってきたネギを1本ずつ料理に使い、そのつど植えるのは面倒なので、ある程度ためてます。

水につけておく

その際は、根の部分を水につけておきます。
水は毎日替えます。
特に暑い時期は腐りやすいんですよ。

水につけてるだけでも根も、上の部分ものびてきます。

ネギの根が短い場合も、根を水につけておきます。
根がのびばしてから、植えた方が、成長が早い。

土に植える

植える時期は一年中いつでもOK

ただし、真冬に植えると育ちが遅いです。
温かくなると急に伸びてきてびっくりしますよ。

ベストな場所は風通しがよく、水はけのよい土地、日当たりのいい場所。
(狭い我が家、なかなかベストな場所はないですが)

庭の土に(できれば)畝(うね)を作って、ネギを入れる穴を掘ってネギを植えます。
根元に土を寄せて、終われば、たっぷりと水やり。

畝というのは、土を盛りあげた場所です。

できれば、他の野菜を育てる時と同じように事前に石灰や肥料を入れておいた方が育ちがいいようです。
でも、植え付け2週間前に苦土石灰をまいたりって面倒なんですよねぇ。

鉢や土

鉢・プランターの場合は深さ20㎝以上のものを用意します。
鉢底石、鉢底ネットを用意。
土は野菜用の培養土で。

日当たり

植える場所は日当たりのいい場所なら、しっかり育ちます。
少々日当たりが悪くても育つことは育ちます。

うちのネギの場合は、庭のまあまあ日の当たる場所のネギは元気がいいです。
軒下の日当たりの悪い場所のネギはヒョロヒョロしてます。

水やり・肥料

たまに肥料をやると、長く元気でいてくれます。

根付いたら、水やりは、土が乾いたらやるくらいで、毎日やる必要なし

植えて初日の水やりはたっぷりと。

植えたては根が浅いので、雨が降らない場合、水やりは1日1回やるようにします。

しっかりと根付いて元気になってからの水のやりすぎは根を腐らせるので注意です。

地植えの場合、夏場は日が強く雨が降らないので、毎日水をやってます。
冬場乾燥して、雨が降らない日が続くときも水やりが必要です。
雨が適度に降るようなら、ほとんど水やりしてません。

鉢やプランターの場合は、土の表面が乾いたら、プランターの底から水が出てくるまでたっぷりと水やりをします。

小さい鉢は結構乾燥しやすいので要注意。

真冬は伸びない

一年中いつ植えてもOKですが、真冬は植えてもなかなか成長しませんでした。

生きてる?もうダメかな?捨てようかな?と思うほど伸びなくなります。
暖かくなると自然にまた伸びてくるので、あきらめず待ちます。

元気がなく、枯れた風に見えて、放っておい小ネギでも、いつの間にか復活することがあるくらい。
驚くほどの強さです。

ちなみに、園芸は苦手でよく枯らします。
去年はハイビスカスを枯らしました。

枯れたのも分からず葉が落ちても春には復活するもんだと思い、ずっと水やりしてました。

ハーブの「タイム」が枯れた時は大ショック。
このハーブ、日本の蒸し暑さが苦手らしいです。
それまで元気だったのが梅雨の時期、一気に枯れて驚きました。

あと、真夏もあまりに暑くて日照りだと、弱ります。

小ネギと病害虫

こんな園芸下手な人間でも小ネギはまあまあ育っているので、小ネギは丈夫と言えます。
虫、病気はあるにはありますが、それでも育ってます。

葉にはん点が出てきたり、枯れた葉が多くなれば出たら病気なので、そのネギは切り取ります。
(ネギの病気、虫の害と対策、詳しくは園芸サイトや本を参考にしてください)

ちなみに、大葉とバジルは虫食いがすごくて、食べられないほどでした。

育ってきたら収穫

増える小ネギ

そのうちグングン伸びてきます。
伸びるだけでなく、本数が勝手に増えます。

根元を残して、カットすれば、そのうちまた伸びてきます。
カットしたものはもちろん、刻んで薬味に使いましょ~

育ってくると、ネギ坊主

その後のお手入れ。
枯れた葉があれば、取り除きます。
土が少なくなった、倒れそうな場合は、土を増やしたり、まわりに土を寄せて固めます。

ネギ坊主

植えてしばらくして、春になるとてっぺんにネギ坊主ができます。
このネギ坊主はこのままにしておくと花が咲きます。
栄養がとられてしまうので、根元近くでカット。

ニラもおススメ

庭があるならニラもおすすめです。
一度植えると毎年春になると勝手にまた生えてきます。

肥料等手入れをしないので、細くて短いニラですが、重宝してます。

一度採っても、再収穫可能。
根元を残して収穫します。

小ネギの再生栽培まとめ

  • 収穫する際に根元を残せば再度収穫可能
  • 適当にやっても、そこそこ採れる(もちろん肥料をやったり、日当たりに気をつければもっと育つ)
  • 水やりしすぎない(多湿が苦手)
  • ニラ栽培もおすすめ

香川のうどん屋さんあるあるネタでもありますよね。

お客さん自ら、裏の畑からネギを採ってくる

「便利で新鮮、再生ネギ生活」楽しいですよ。