材料
- 米 ・・・3合
- 鯛 ・・・1尾(300g)
- 水 ・・・カップ3(600ml)
- 塩 ・・・少々
- 薄口しょうゆ ・・・大さじ1と1/2
- 酒 ・・・大さじ2
- 昆布 ・・・10センチ
作り方
- 鯛はうろこ、内臓をとり、中央に切れ目を2本入れ、しっかりめに塩を振り10分をおき(調理時間外)キッチンペーパーで水けを軽く取ります。尻尾を焦げ防止にアルミホイルで包み、魚焼きグリルで両面焼き色がつくまで焼きます。米はといでザルに上げ水に30分つけておきます。
- 土鍋に米、水、塩少々、酒、しょうゆを加え、昆布を上にのせ、その上に焼いた鯛をのせフタをし、強めの中火にかけます。
- 蒸気が出てきたら弱火にし13~15分火にかけ、火を止めてそのまま10分蒸らします。
- 炊き上がったら鯛を取り出し、身をほぐします。(骨はしっかり取り除いて)土鍋に鯛の身を戻して、全体をかき混ぜます。
- 茶碗に盛り、木の芽などをのせて出来上がり。
キッチンメモ
尾頭付きの鯛をどーんとまるごと1尾、土鍋で炊いて豪華な鯛めしに。
フタを開けたときのインパクトが違います。
底にうっすらお焦げができるのも香ばしいです。
土鍋で鯛めしは、お祝いごとや家族の集まりのご飯にぴったり。
土鍋ごはんは、思ったよりも難しくないですよ。
特別な行事やお祝いはもちろん、今日はちょっとごちそう気分かな程度の時でも、気負わず作ってみてください。
鯛めしはちょっと豪華な行楽弁当にもぴったり。
おにぎりにしてもいいですね。
鯛飯ってホントぜいたくご飯ですよねぇ。
上品な鯛のだしがご飯に染み出て、鯛の身がこれまたぜいたく。
もちろん鯛めしは、炊飯器を使っても作れます。
普段の炊き込みご飯と同じくスイッチ押すだけです。
鯛は焼かずに米にのせて、炊き込む方法もあります。
マジカルキッチンの場合、夜のうちに鯛を焼いておいて、次の日鯛飯を作ることが多いので焼いてから作っています。
焼くと香ばしさも出ます。
手順4で、炊きあがって、鯛の身をほぐす前。
土鍋で炊いた鯛めしの豪華な炊きあがりを家族やお客さんに見てもらいましょう。
木の芽や三つ葉があれば散らしてより見た目よく。
骨や頭がついているものを炊いたほうが、出しがでて美味しい鯛めしに。
なので、 鯛のあらを使っても美味しいですよ。
うろこがある場合は、うろこを取ってから使います。
一度軽く茹でてからうろこと血合いの部分をとりのぞきます。
茹でたものを使う場合は、ご飯を炊くときに塩少々を加えます。
魚焼きグリルで鯛一尾焼く際の注意点
普段鯛丸ごと焼かないので、いざ焼こうとすると。
どうだったっけなぁとあれこれ迷ってしまいます。
いくつかポイントを書いておきます。
まず、グリル網に油を塗っておきます。
尻尾はアルミホイルで包んで焼くと焦げません。(エラも焦がしたくなければ巻いておく)
火加減は初めは強め、そのまま焼くとかなり焦げるので。
途中で火を中火から弱めの中火にします。
片面焼きグリルで15~18分程度でしっかり焼けます。
焼いてすぐにご飯を炊くなら、中までしっかり火を通さなくても。
焼き色がつけば大丈夫です。
焼きあがった時に身を崩さずきれいに焼くコツ。
両面焼きの場合、焼きあがりに表になる面を表にして網に乗せて焼く。
片面焼きグリルの場合、先に裏面を表にして焼きます。
裏返して(焼きあがりに表になる)表面を焼きます。
それでも、鯛一尾焼くのは、切り身の時よりも気を使って、ちょっと大変ですよねぇ。
普段は切り身2~3枚乗せて焼いてます。
前の日に焼く作業だけして、次の日炊いてもOK
その場合は中まで火を通しておきます。
鯛が小さい場合
ご飯3合分で鯛が250~300gより小さめの場合は、きのこや人参等の具を足して食べごたえアップ。
ただし加えすぎると鯛の味がわからなくなるので注意。
小さめの鯛なら2尾加えても。
豪華さなら尾頭付きですが、お手軽さなら鯛の切り身。
切り身を使って作ると鯛の下処理や小骨取りが楽になります。
お魚コーナーの鯛の塩焼きを使ってもOKです。
作り方を写真で説明

焼いた鯛の骨をとります。
小骨も残さず丁寧にとります。

骨をとった鯛の身を混ぜてできあがり。
鯛めし色々アレンジ
マジカルキッチンでこれまでに紹介してきた鯛めしです。
炊飯器で切り身を使って炊いたもの。
鯛以外の具を加えたタイプ、オリーブオイルに玉ねぎなどを加えた洋風なものなどあります。

行楽弁当やお祝いご飯にも。

細切り昆布、にんじん、鯛の切り身を炊き込んで作ります。

洋風になっても鯛はやっぱりおいしい。鯛のうまみが出た洋風ご飯です。

土鍋でまるごと1尾炊いたなら、豪華さがよりアップします。

混ぜ込んだ三つ葉の風味もご飯にあいます。
愛媛に鯛めしは2種類ある
鯛めしは愛媛県の郷土料理とされています。
今回紹介した鯛を炊き込んで作る鯛めしは中予地方のもの。
南予ではまた違ったタイプが食べられています。
こちらはご飯の上に鯛のお刺身を乗せてお醤油味のタレ、薬味をのせて混ぜて食べる鯛めし。
どちらも、美味しい鯛がよく捕れる地方だからこその料理ですね。
中予の鯛めしも家庭やお店によって少しずつ具が違ってくるそうです。
基本は鯛のみのシンプルなもの。
人参やきのこ、たけのこ等入る場合もあります。